仕事を辞めたい人にとって救世主になる退職代行ですが、『仕事から逃げている』『恥ずかしい』など否定的な意見も多いですよね。

否定的な意見が気になって退職代行が使えない…
けれど退職代行を使って辞めることは、恥じることではありません。
今まで普通に自分で伝えて辞めてきた人が、他人に言ってもらわないと辞められないのには理由があるからです。
このページでは実際に退職代行を利用して退職した私が、退職代行が『逃げ』でも『恥ずかしいこと』でもない理由を紹介しています。
また最後には私が退職代行を利用した正直な感想も書いているので、参考にしてくださいね。
『退職代行を使う事って逃げなのかな?』『他人に言えないから恥ずかしい』と悩んでいる人のお役に立てれば嬉しいです。
退職代行が逃げでも恥ずかしい事でもない理由

最初に書いた通り退職代行を使わないと辞められないのには、何か理由があるはず。

ただ面倒だから退職代行を使う人って少ないと思うな…
まずは退職代行を使うことが、逃げでも恥ずかしいことでもない理由を紹介しますね。
逃げることは自分を守る事だから
まず逃げることは自分を守ることなので、決して恥ずかしいことではありません。
「逃げる」と聞くとマイナスなイメージが先行しますが、逃げることが必要な場面だってありますよね。
例えば、強盗にあった時に逃げずに立ち向かおうとする人はいないはず。
逃げた方が安全だし、「なんで逃げたんだ!」って責める人もいないですよね。

自分の身を守る行動は当然のこと。
退職代行もそれと同じで自分を守るために利用するなら必要な選択だと思うし、否定する人は「逃げる」ということに対して深く考えずに意見していると思うんです。
実は、『逃げる』には2つの意味があります。
- 危険を避けて相手の力の及ばないところに去る、身を隠すこと
- 避けて不利な情況に陥らないようにすること
2はどちらかというと無責任な印象がありますが、1は自分のために当たり前のことをしている気がします。

先ほどの強盗の例も1ですよね。
退職代行を使って辞める人は、不利な状況にならないように逃げている2の状況だと思われがちですが1の状況のことが多いです。
どうしようもない時に人の手を借りて逃げることに関して、恥ずかしいとかそういう否定的な意見は間違ってますよね。
強盗にあった時のように、自分の身を守るために逃げることは当然です。

それが必要な「逃げ」なら気にせずに逃げましょう!
我慢して働くより未来が明るいから
退職代行を使おうとしている人は今の現状が最悪で、未来を良くしたいから使おうと思っています。
逆に退職代行を使わずに未来が明るいなら、そもそも仕事を辞めようとも思ってないし退職代行を使おうとも思わないから当たり前の話ですよね。
誰しも自分の未来を良くしたいと思うのは当然のことで、その手段として退職代行を使っても何も悪いことではありません。
だって退職代行は法律違反でも、禁止されている行為でもないわけですから。
認められたサービスを使って辞めるだけなのだから、堂々と自分が幸せになる道を選んで良いのではないでしょうか。

まわりが何と言おうと、仕事を辞めて幸せかどうか決めるのは自分です!
辞めた後の未来の方が自分が幸せなら辞めるべきだし、みんなも使っているサービスなのですから堂々としてくださいね。
仕事を辞めるのは自由だから
忘れてはいけないのは、仕事を辞めるのは自由だということ。
金銭的なことはありますが、仕事って働きたい時に働いて辞めたい時に辞められるものですよね。
ただもちろん常識として会社の状況も考えて、1か月前や2週間前に伝えることは推奨されています。
いきなり人が辞めたら引継ぎの問題もあるし、少ない人数で現場を回すのは大変なので早めに言った方がいいのも納得。

急に辞めたら会社に迷惑がかかるから、私も今まではそうしてきました。
でもそんな私が退職代行を使って辞めたのは、会社が私の自由を奪ったからです。
「辞めたい」と言ったのに辞めさせてくれなかったし、契約とは違う仕事までさせようとしてきたんですよね。
別に即日で辞めたいと言ったわけじゃないし、とりあえず「自分は辞めたい」ということを伝えたら聞く耳を持ってもらえませんでした。
会社に雇ってもらえるのはありがたいけど、だからと言って「辞めさせない」というのはおかしいです。
自由を奪われ縛り付けられたので、恐怖で辞めたという感じ。

自由を奪われることほど怖いことはありません。
仕事を辞めることは自由であって、会社にも邪魔する権利はありません。
自分が辞めたい時に辞められるのが本来の形なので、聞き入れてもらえない場合は退職代行を使ってでも辞めましょう。
そして退職代行を使わないと辞められない会社は、ブラックな可能性が高いです。
ブラックな会社に対して自分だけが筋を通しても意味がないため、開き直って考えてくださいね。
退職代行が逃げとか恥ずかしいと言われる理由

退職代行を使おうが使わまいが、他人には関係ないこと。
けれど退職代行について、否定的な意見を言う人も少なくありません。

なんでマイナスイメージが多いんだろう?
退職代行がなぜ『逃げている』『恥ずかしい』と言われるのか、理由を紹介していきますね。
退職の意思は自分で伝えるのが普通だから
辞める時に自分で言うのは普通だし、ほとんどの人がそうしている状況ですよね。
だから退職代行を使うのは『自分で言えない人』と思われて、否定されてしまいがち。
さらに会社の事を考えたり配慮もせず、感謝の気持ちを伝えず逃げるように辞めていくように見えるため、否定的な意見が多いのかも。

かなり悪い奴に思われている!?
ただ一見退職代行を使った部分だけを見ればそうかもしれませんが、退職代行を使う人すべてがそうではないですよね。
どちらかというと『自分で言えない状況』『辞めさせてくれないから』など、どうしようもなくて最終手段で使う人が多いです。
だからイメージとは違って「強く言えない人」「おとなしい人」が使うことが多いです。
でも身近で退職代行を使った人がいないなら、イメージが悪くなるのも分かる気がしますよね。
もし否定的な意見を見かけても『退職代行を使う背景を知らずに言っているんだなぁ』と思い、気にしないようにしましょう。
短期間で辞めるクセがつきそうだから
自分で言わないで楽に退職できると、なんとなく辞め癖がつきそうですよね。
人に言ってもらう事で『きまずさ』を感じることがないし、簡単に辞められるから「次も嫌だったら辞めるんでしょ?」と思われるのかもしれません。
もちろん『自分で言うのが嫌だから』『すぐ辞めたいから』など、ただ面倒だからという理由で退職代行を使っているなら辞め癖がつきそうです。
だけど忘れちゃいけないのは、退職代行はお金がかかるってこと。

2~5万はかかるよね…
面倒というだけで、毎回お金を使ってまで辞める人はいませんよね。
むしろお金を払わないと辞められないという、切羽詰まった状況の人が多いのが現実です。
つまり退職代行を使う人は毎回は使っているわけじゃなくて、普段は自分で言って辞めている人がどうしようもなく利用しているもの。
だから辞め癖がつくというワケではないですし、それも他人の偏見からくる意見なので気にしないでくださいね。
根性がないように見えるから
直接「辞める」と自分で言えない人は、根性がないように見えるのかも。

何事も自分でできない人は『弱い』印象を与えてしまうんですね。
さらに、『自分で言えない=短期間で辞めるからでは?』という決めつけもあるのかもしれません。
短期間で仕事を辞めるというのは、【我慢できない根性なし】という印象を与えてしまいがちです。
今では色々な働き方があるし多様性が認められていますが、少し前までは『入社したら3年は続ける』『仕事は辛いものだから我慢するべき』という考えが当たり前でしたよね。

今では少なくなってきましたが、そういう考えがまだまだあるのも確か。
そんな人からすれば『自分で言わない』『短期間で辞める』というのは、根性がないと思われるんだと思います。
けれどこれらに関しては『決めつけ』だし、すべては否定している人の『想像』からくるもの。
長く務めた会社に言いづらくて退職代行を使う人もいるし、人それぞれ状況は違います。
こちらもまた『何も知らずに言いたいだけなんだな~』と、気にしないでくださいね。
退職代行は恥ずかしい?実は利用してもばれません

退職代行は、人にバレると恥ずかしいと思う人もいるかもしれません。
けれど退職代行を使ったことは、自分が他人に言わない限りバレることはないんですよ。

恥ずかしいなら黙っておけばOK
退職代行は自分で言わない限り分からない
退職代行は自分で言わない限り、利用したことはばれません。
唯一ばれるとしたら、辞める会社で退職代行からの電話を受けた人でしょうか。
そしてその人が会社の人に言ったら、辞めた会社には広まってしまうかもしれませんね。
ただこれも、可能性は薄い気がします。
だって退職代行を使って辞められるというのは「会社にも何か責任があるのでは?」という不信感がわきますし、他の従業員には知られたくないはずだから。

辞めた会社の人にはバレるかもしれないけど、可能性は低いよね。
ただ辞めた会社の人にバレたところで、正直どうでも良いのでは?という感じもあります。
もう会うこともない人にバレてもどうってことないのですが、気になるのはやはり家族や友人じゃないでしょうか。
けれどこれも自分が言わない限り、気づかれる可能性はかなり低いです。
退職代行とやり取りしたLINEやメールのやり取りや、支払いしたカードの明細を見られたらさすがにバレるかもしれません。
けれどそれ以外で家族や友人にバレることは、自分が言わない限りありません。

要注意なのは職場と自宅が近い場合や、友人が同僚にいる場合!
同僚に知り合いがいる場合は話がまわりまわって家族にばれるかもしれないため、注意が必要ですね。
家に連絡しないようお願いできる
退職代行を使って辞めた時「もしかしたら会社から電話がかかってくるのでは…」と、心配している人もいるかもしれませんが大丈夫。
退職代行から会社に『家に電話しないでください』と、お願いしてもらうことが可能ですよ。
通常はそういったお願いがあると会社も電話しないのが普通ですから、おそらく電話はかかってこないと思って良いと思います。

私が退職代行にお願いした時も、会社から電話がかかってくることはありませんでした。
また万が一電話がかかってきても、出なくて大丈夫。
代わりに退職代行会社が会社に電話して、要件を聞いてくれますよ。
『会社から電話がかかってきて家族にバレるかも』と心配な人は、電話しないように退職代行を通じてお願いしてくださいね。
アフターフォローが短い退職代行の場合、会社から電話がかかってきたら自分で対応が必要になるため要注意です。中には退職できたらその後のフォローがない所もあるので、アフターフォロー期間も確認しましょう!
私が利用した退職代行Jobsはアフターフォロー期間がかなり長いので、会社からの電話に絶対出たくない人におすすめです。
アフターフォロー期間はなんと『離職票や源泉徴収票』を受け取るまで。

1か月間など日数が指定されておらず『書類を受け取るまで』と設定されているので、安心ですよ。
退職代行Jobsの口コミ・評判・体験談を調査!サービスやサポート内容も

次の転職にも影響はない
退職代行を使ったからといって、次の転職にも影響はないので大丈夫。
というのも退職代行を使ったことは、次の転職先にバレることはないからです。
退職代行を使って辞めても自分で言った時と同じように処理されるため、特別に何かをされるわけではありません。

逆に仕事先にも連絡せずにバックレてしまったほうが、必要な書類が揃わず次の転職先にバックレたことがばれてしまう可能性のほうが高いです。
転職で面接した時も『なぜ辞めたのか?』は聞かれることはあっても『どうやって辞めたのか』を確認する会社は少ないでしょう。
罪悪感から自分でぽろっと言ってしまわない限り、退職代行を使ったことが転職に不利になることはありません。
退職代行は決して恥ずかしいことではありませんが、初対面であなたの状況を知らない人からするとマイナスイメージがついてしまう可能性があります。
面接をしている会社は、どうやって辞めたかは重視していません。

それよりも会社でどういう働きをしてくれるかに注目しているはずなので、自分のやる気をアピールしてくださいね。
実際に退職代行を利用した私の感想

ここまで、退職代行は逃げでも恥ずかしいことでもない理由を紹介してきました。
退職代行に対して否定的な意見を言う人は、背景や状況を知らずにイメージだけで言っているように感じます。

否定をしたいだけの人かもしれませんね。
ここでは、実際に退職代行を利用した私が感じた感想を紹介しますね。
罪悪感はあっても後悔はなし
退職代行は、罪悪感や迷いが出やすいサービスです。
他人には関係ないと分かっていても、周りの意見は気になるし『私ってダメな人間なのかな』と気になる瞬間もあるんですよね。
さらに退職代行を使うことで、以下のような罪悪感にも襲われます。
- 同僚や先輩を裏切った気持ちになる
- 会社に迷惑をかける
- 自分で言わない事を非常識に感じる
会社に辞めさせてもらえなかった私でさえほんの少しの罪悪感は感じたので、仲の良い同僚や先輩がいる人は結構感じるのではないかと思います。
けれど私は退職代行を使ってよかったと思いますし、少しの罪悪感はあっても後悔は一切ありません。
むしろもっと早く利用しておけばよかったと思うし、悩んでいる人がいたら使うことを全力でおすすめしたいです。

退職代行という手段があって本当に良かった!
それはやっぱり、辞めた方が自分が幸せになれたからなんですよね。
私が退職代行を使って辞めた理由は、『退職代行を使って辞めたリアル体験談』に詳しく書いていますが『辞めさせてもらえなかった』からです。
「辞めたい」と言ったのに、退職を聞き入れてもらえなかったので頼むことにしたんです。
最初の方でも書いていますが「辞める」という自由を許されずに縛り付けられたことが怖かったし、続けても精神的に参ってしまうと思ったので決断しました。
結果揉めていた上司と話すこともなく辞められたし、退職の手続きも滞りなくできて満足しています。
あの時退職代行を使わずに働き続けていたら後悔していたと思うし、さらに辛い状況で病んでいたと思うので本当に良い選択をしたと思っていますよ。
なので罪悪感や迷いがある人もそれが自分にとって最善だと思うなら、その道を突き進んでください。

その先に後悔は全くないはずです!
私が退職代行を利用した状況や辞めた時の様子を、詳しく書いた記事もあります。
実際のやり取りや退職代行の対応など全部書いているので、気になる人は読んでくださいね。

バックレを選ぶより断然マシ
私は仕事を辞めさせてもらえず悩んだ結果退職代行を選びましたが、同じ状況で会社に連絡もせず行かない(バックレる)ことを選ぶ人もいるかもしれません。
けれどバックレこそ会社に迷惑がかかりますし、自分にとってもメリットがない辞め方なので絶対に辞めておきましょう。

バックレは辞めた後にトラブルが起きやすい危険な辞め方です。
バックレの何がダメかというと、
- 損害賠償を請求される可能性がある
- 退職後の書類がもらえない可能性がある
- 懲戒解雇になる可能性がある
- 会社の人が安否確認に訪ねてくる可能性がある
「バックレで損害賠償を請求されるなんてことないでしょ」と思うかもしれませんが、ほとんどないとはいえ絶対とは言い切れません。
今まで損害賠償の請求をされなかったからと言って、次も大丈夫だという保証は全くありませんよ。
また懲戒解雇になると、次の転職先で不利になる可能性が高いんですよね。
さらに退職後の書類がもらえなかったり、会社の人が家に来るかもしれないことは現実的にあり得る話です。
もし書類が届かない場合は、自分で催促の電話をしたり会社まで取りに行かないといけなくなってしまいます。

結果的に自分にとってデメリットしかないことが分かりますね。
これらの危険性は、しっかりと退職を伝えて辞めれば回避できること。
だから何も言わずに辞めてしまう『バックレ』より、退職代行を使う方が自分にとってもメリットが多いんです。
退職代行を使えば辞める意思はしっかりと伝えているため、懲戒解雇になったり家まで訪問されることはないので安心ですよ。
また書類など届かない場合は退職代行から会社に催促もしてもらえるので、精神的なダメージの面でも全く違いますね。
私が実際に利用した退職代行を始め、おすすめの退職代行をこちらにまとめています。

やっぱり退職代行を使ってみようかなと思う人は、参考にしてみてくださいね。
\ 実際に退職代行を使った私が選んだ! /
退職代行は逃げでも恥ずかしいことでもない!自分の気持ちに正直に
退職代行は逃げだとか、恥ずかしいと言われることも多いサービスです。
けれどそういった否定的な意見を言う人は、状況を一方からしか見ていない人だと思った方が良いですよ。
背景も知らずに、ただ退職代行というだけで否定する人の意見は気にしなくて大丈夫。

自分の精神や体の事を第一に考えましょう。
今や退職代行というサービスはそんなに珍しいものでもなくなっているし、利用したからと言って周りにバレるものでもありません。
何より退職代行を使わないと辞められないような職場は早く辞めて、新しい一歩を踏み出してくださいね。
『退職代行を使うと逃げたことになる?』『もしばれたら恥ずかしいなぁ』など悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
退職代行を当日の朝使いたいと思ってる人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
⇒退職代行は当日の朝でも辞められる?スムーズに手続きするためのポイントと選び方

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