パートなのに休めない、休みづらい職場って意外と多いですよね。
時間に融通がきくと思って始めたのに、入ってみると意外に休めずがっかりしている人も多いのではないでしょうか。
パートってもっと気軽に休めると思ってたのに…
パートでも少人数でシフトを回していたり、もともと人手が足りない職場環境だったりすると、休みたい日に休めない…ということが起きてしまうんですよね。
今回は休みづらい職場で休みを取る方法や言いやすい欠勤理由、休みを取るときのポイントを紹介します。
『パートなのに休めない…』『休みづらいけど、上手に休みを取る方法を知りたい』と悩んでいる人は参考にしてくださいね。
パートなのに休めない!そんな職場で休む方法
パートなのに休めない!そんな職場で上手に休むために不可欠なのは、同僚とのコミュニケーションです。
普段から休むかもしれないと話しておいたり、パート同士でシフトを交換しあったり、横の関係を大切することで休めない職場を休みやすい職場に変えることが可能ですよ。
条件によってはパートも有休が使えるので、そういった制度もうまく使って休みましょう。
まずは、パートなのに休めない職場で上手に休む方法を紹介していきますね。
予定が決まったら早めに伝えておく
休み希望は予定が決まったら、なるべく早く職場に伝えましょう。
言いづらいからといって、休みたい日ギリギリになってから言うと会社に迷惑をかけてしまいますよ。
あなたが休むことで代わりに出勤できる人を探さないといけないし、見つからなかった場合は仕事の調節をしなければなりませんよね。
早めに言わないと『もっと早くに言ってくれたらいいのに』と会社から責められる可能性もあるし、『もっと早くに言ってくれていたら代われたのに…』という人も出てくるかもしれません。
早いに越したことはありませんね!
また少しまとまった休みを取りたい時などは、シフトを提出する期限が先だとしても決まった時点で一言伝えておくのがおすすめです。
『来月は親戚の結婚式で帰省するので、次のシフトでは1週間休みたい』などと前もって言っておけば、実際にシフトを出すときにいきなり長期の休み希望を出すより休みは取りやすいですよ。
最初の印象が悪いと次休みたい時に『また…』という印象を与えかねないので、休み希望は会社の事も考え早めに伝えるようにしましょう。
普段から休むかもしれない話をしておく
普段の何気ない会話の中で、もしかしたら休むかもしれない…というような話をしておくと休みやすくなりますよ。
例えば『最近子供が体調を崩している』『親の調子が悪いから病院に通っている』など、突発的に休んでも仕方ないなと思えるような話をしておきます。
そうすることで急に休むことになっても『前から言ってたしね』と納得してもらいやすいし、こちらも『前からちょっと調子が悪かったので…』と話しやすいですよね。
忙しくて休めないパート先で急に休むと、どうしても『本当かな?』と疑われてしまう部分があるのは仕方ありません。
子供の熱とか嘘じゃないのに疑われると、本当に悲しいですよね。
なので普段から話しておくことで、信ぴょう性が増すのでおすすめですよ。
パート同士でシフトを交換する
休めない職場で休む方法として、パート同士でシフトを交換するという手もあります。
例えばパート仲間が困っているときに『今回は代わるから、代わりに〇日出てくれないかな』と提案してシフトを交換すれば、お互いに休みたい日に休めるし良いですよね。
事務など1人1人が別の仕事をしているような職場では難しいかもしれませんが、工場やコールセンターなど人数がそろっていれば現場がまわる仕事は、この方法で休むことが可能ですよ。
パート同士でシフトを交換したら、早めに上司にも報告しておくようにしましょう。
もしかしたら当日のメンバーによって配置決めをしている可能性もあるし、その日に『代わりました』と報告しては上司も良い気分ではないかもしれませんよね。
何事も早めに報告しておいて損なことはありませんね。
同じ主婦同士だと子供の行事ごとなど休みたい時期がかぶってしまうかもしれませんが、学生やフリーターなら休みたい時期も被らないので仲良くしておくと良いかもしれません。
お互いにメリットがあるので、シフトを交換できる仲間を何人か作っておきたいですね。
日ごろからコミュニケーションを大切にしておきましょう!
会社に協力して休みやすい状況を作る
近い間隔で休みを希望したいとき、なんとなく気まずさを感じてしまいますよね。
『またか…』と思われたくないし、マイナスイメージを持たれたくないから言い出しにくい…なんて人も多いはず。
そんな気持ちを抱かずに休み希望を言いやすくできるのが、『日ごろから会社に恩を売っておく』という方法です。
例えば会社が困っているときに手助けしたり、繁忙期で人が足りない時に出勤や残業をしてあげたり。
日頃から会社に『○○さんはいつも協力してくれる』と思われる存在になっておけば、自分が突発的に休んだとしても『この間手伝ってくれたしな…』と認めてくれやすくなりますよ。
自分が休みたい時に休めるように、会社に貸しを作っておくといいですね。
有休を使う
本来シフト以外で休みたい日があるなら、有休を使って休むのが1番確実です。
ただ『パートでも有休を取れる』ということを、知らない人もいるかもしれませんね。
実は条件を満たしている場合なら、パートも有休を取得する権利が発生するんですよ。
ここからはパートでも有休を取得できる条件について紹介しますね。
まず、パートで有休が発生する条件は以下です。
- 6か月間継続勤務していること
- 全労働日の8割以上を出勤していること
2番目の『全労働日の8割以上を出勤していること』というのは、会社とあなたが取り決めた労働日が基準となります。
たとえば会社は週7日営業していても、あなたとの契約が週3日だったらそれが基本いうこと。
1ヶ月が4週だとして、週3日の雇用契約だったとしたら…
週3日×4週間×6か月=72日間 ← これが全労働日
そして72日間の8割が
72日×80%=57.6日
つまり半年で57.6日以上出勤していたら、有休をもらう権利が発生するということです。
ただ1ヶ月が4週じゃない場合もあるので、全労働日が72日間とは限りませんよ。
給料明細に有休日数が書かれている場合も多いので確認してみてくださいね。
パートでも有休がとれることを知らなかった、会社も教えてくれなかったという人は上記の条件に自分が当てはまるかを確認してみてくださいね。
そして有休があると分かったなら、会社に『有休を取りたいです』と相談してみましょう。
ただ有休も繁忙期や年末など忙しい時期は「事業の正常な運営を妨げる」として、変更をお願いされる場合もあるため注意が必要ですよ。
有休だからといってギリギリに申請するのは避けて、こちらも余裕をもって伝えるようにしましょう。
また有休がある事は知っているけれど、有休を取りたいと希望しても会社がなかなか了承してくれず、悩んでいる人もいるかもしれませんね。
けれど『有休』というのは労働者の権利なので、取得したいと強く主張しても大丈夫なんですよ。
もし有休を使いたいとお願いしても取らせてくれない職場なのであれば、それは違法なので『労働基準監督署』に相談しても良いかもしれません。
ただ『有休を取れない』というのはよくある問題のため、労基署は相談に乗ってくれても直接会社に連絡してくれるかというと厳しいのも現状なんですよね。
無駄ではないけど、あまり期待しない方が良いってことですね。
けれど有休を取らせてくれない…というのは大体が小さな会社。
有休がどういった条件で取得できるのかが会社自体でわかっていなかったり、またパートは有休がないなんて思いこんでいる場合もあるかもしれません。
なのでもし『パートは有休がないのが当たり前』のようなスタンスの会社なら、『法律でも有休取得の権利は認められてるみたいなんですけど…』と一言伝えてみてもいいと思います。
パートやバイトは有休が発生しないと思っている会社が、まだまだあるのも事実なんです。
周りもみんな取っていないからと諦めるのではなく、まずは自分が有休がとれるかどうかを確認したうえで、交渉してみるのがおすすめですよ。
パートは有休を何日もらえるのか、どう消化すればよいのかなど、詳しく紹介した記事もあります。
詳しい有給の日数などを知りたい人は、合わせて読んでくださいね。
有給休暇が残ったままパートを退職するのはもったいない! 辞める時に有給消化する方法は?
休みづらいパート先で使える欠勤理由
パートを休みたい時に、悩むのが欠勤理由ですよね。
休めない・休みづらい職場で使える欠勤理由は『それは出勤できないよね』と思わせるような理由です。
休みたいけど、次出勤する時に気まずくならない理由って何だろう?
ここからは休みづらい職場を休む時、使える欠勤理由を紹介していきます。
体調不良
自分の体調不良は比較的言いやすいので、使う頻度も多いのではないでしょうか。
ただ体調不良は言いやすいメリットとは裏腹に、他人には症状の重さ軽さが分からないというデメリットがあります。
症状が分からない分、本当かな?と思われる可能性もありますね。
そのため体調不良で休む時は、具体的な説明がポイントになります。
例えば、
- 昨日の晩から調子が悪く、朝起きたら熱が39度あったので病院に行きたい
- インフルエンザの可能性があるため検査に行きたい
- 朝から嘔吐がひどくてトイレから出られない
- ぎっくり腰でベットから起きられない
熱があるなら何度あるか伝えた方がより信ぴょう性が増しますし、インフルの可能性があるなら出勤しない方が会社のためでもありますよね。
嘔吐でもトイレから出られないほど…と言われた方が、より症状の重さを伝えることができます。
症状が伝わった方が会社も余計な心配をせずに済むし、パート仲間も『しょうがないね』と納得してくれますよ。
そういう感じで体調不良を欠勤理由に使う場合は、より細かく詳細を伝えることを意識してみてくださいね。
『体調不良で休みます』というより『熱が39度あるので休みます』の方が説得力がありますよね。
家庭の事情
家庭の事情も、休みにくいパートを休む欠勤理由になりますよ。
例えば、
- ずっと体調が悪かった子供が通院することになってしまった
- 親が病気して病院への送り迎えが必要になった
- 夫の実家に帰省することになった
- 身内や友人の結婚式に出席することになった
自分自身の体調不良と同じく、家族や子供の体調不良は突発的に起こりやすく納得してもらいやすい理由ですよ。
また義母が体調を崩して病院へ連れていかなければいけない、結婚式に出席するなど第3者が絡むことは比較的言いやすい欠勤理由です。
休めないと色々な人に影響が出てしまう…となると会社もなかなか反対しにくいですよね。
家庭の事情で休む場合は前項でも書いたように、普段のコミュニケーションの中で軽く触れておくと言いやすいのでそのあたりも意識しておきましょう。
急なトラブル
緊急性が高い急なトラブルも、休めないパートを休む欠勤理由になります。
中でも、住まいのトラブルは言いやすいですよ。
例えば、
- マンションの上階から水漏れしている
- トイレがあふれて業者に来てもらう必要がある
- 部屋の電気がつかない
- 室内の警報機が鳴りやまない
- 子供が鍵穴にいたずらして鍵が閉めれない
などすぐに対処しないと大変になりそうな住まいのトラブルは、緊急性も高く休ませてもらいやすい理由です。
業者に来てもらわないといけない!というと、緊急性が高いと思ってくれそう。
ただこういったトラブル系の欠勤理由を、嘘で使う場合は注意も必要です。
なぜなら体調不良や家庭の事情と違って質問や突っ込みがしやすいので、休んだ次の日色々聞かれたり状況を聞かれる可能性があるから。
質問された時に、ボロが出ないように注意してくださいね。
休みづらいパートを休む時のポイント
パートなのに休めない職場を休む時は、言い方や後日のフォローが大切です。
『休んで当たり前』というよな態度を取ったり、休んだ後しっかりフォローをしないと反感を買う可能性もあるし次から休みづらくなってしまいますよ。
休んだ後も気持ちよく働くために以下のポイントを押さえておきましょう。
日頃のコミュニケーションが大切
休みづらい職場で休むために、パート同士のコミュニケーションは不可欠です。
コミュニケーションを取っておかないと急に休んだ時など、『忙しいのに休んで感じ悪い』と思われる可能性が高いからです。
どんなに緊急性が高くても、普段から話していないと『ただ休んだ人』になってしまいます。
けれど普段からパート同士で交流しておけば『子供の調子が悪いので近々休むかも』と話しておけるし、突発的に休んでも『前から言ってたもんね』と理解してもらえますよね。
また上司が『○○さん最近よく休むな~』と言っていたとして、パート同士で仲良くしていれば『○○さんお子さんの調子悪いみたいですよ』とフォローしてくれるかも。
それはお互い様で自分が休む時も有利になるし、他の人が休んだときもフォローできるので横のつながりを大切にして損はありませんよ。
日ごろからコミュニケーションはしっかりとっておきましょう!
低姿勢でお願い+交渉
休みづらいパートを休む際に気を付けたいのが言い方です。
たとえ休んで当然の理由だったとしても、『休んで当たり前』という態度は避けたいところ。
上司も良い気分になりませんし、パート仲間から『自分は我慢しているのに』と反感を買う可能性もあるからです。
やはり一言『忙しいのにすみません』『ご迷惑おかけします』など、気遣う言葉は言っておきましょう。
言い方1つで印象が変わるので、休み希望を言う時は低姿勢でお願いしましょう。
また『〇日は出勤するので、×日休みたいです』など交渉するのも1つの手ですよ。
代替え案を出せば借りを作ることにもならないですし、会社も別の日に出てくれるなら…と休みを許可してくれやすいですよね。
代替え日は人手が足りない日や会社が困っていそうな日を選ぶと、さらに言いやすくなるのでおすすめです
休む前日はしっかり引継ぎ
休みを取る前は、しっかりと引継ぎをしておくことも大切です。
何も言わずに休んでしまうと『どこまで終わっているのか』『どこからすればよいのか』分からないため、それを調べるところから必要になってしまいます。
休んでいるだけで迷惑なのに、全部丸投げするというのは印象もかなり悪いですよね。
自分の仕事を代わりにしてもらうならメモを残したり口頭でしっかり伝えて、代わりの人がすぐ作業に移れるようにしておきましょう。
前日までに自分ができることは終わらせておくというのがマナーですよ。
休んだ次の日はしっかりフォロー
休む前も重要ですが、休んだ後のフォローもまた大切です。
休ませてくれた上司に対して『お休みいただきありがとうございました』などお礼の一言はもちろんのこと、代わってくれたパート仲間へのフォローも忘れないようにしましょう。
『代わってくれたおかげで助かりました。ありがとう』だけでも気持ちは伝わりますが、ちょっとしたおやつを渡せば会話のきっかけにもなって良いですよ。
私は休んだ次の日は、キットカットをよくパート仲間に差し入れしています♪
休んだ時自分の代わりをしてくれた人は、その分仕事も増えているのでお礼をしっかり伝えるのは社会人としての礼儀ですよね。
また今後も代わってもらうかもしれないと考えると、フォローをしておいた方が次回も休みやすくなります。
休んだ後も関係性を保つため、しっかりとお礼はしておきましょう。
休めない、休みづらい状況が続くようなら退職も…
休み方や使える欠勤理由などお伝えしてきましたが、それでも休めない・休みづらいなと感じるなら、退職を考えるのもありですよ。
やはり時間の融通が利くと思ったパートで思うように休めないと困るし、毎回休む度に頭を悩ませていてはストレスも溜まりますよね。
毎回休み希望を言うのもしんどいし、パート仲間にも申し訳ないと思っちゃう…。
どうしても『人手不足の職場』『正社員が少なくパートに頼りきっている職場』『子供の体調不良などに理解がない職場』は休みづらい職場になりがちです。
けれど、世の中には休みやすくて主婦が働きやすい職場はありますよ。
例えばベテランにおばちゃんが多い職場だと子供の体調不良や育児の大変さに共感してくれるし、正社員が多い職場はパートが休んでもフォローしてくれやすく休むことに寛容だったりします。
新しい職場が見つからないかも…と不安な気持ちになるかもしれませんが、1度どんな職場があるか検索してみても良いかもしれませんよ。
今より働きやすい職場があるかもしれないので、探す価値はありますよ!
パートをやめて後悔したくないな…と悩む人は、後悔するのはどんな時か?後悔しないためにできることは何か?を紹介する記事も書いています。
合わせて読んで下さいね。
パートを辞めて後悔するのはどんな時?後悔しないためにできる事
人手不足の職場で休めなくて悩んでいる人は、具体的に休む方法を紹介したこちらの記事もどうぞ。
パートを人手不足で休めない時はどうする?無理やり休む以外の5つの方法
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パートなのに休めない・休みづらい職場は横の関係を大切に
パートなのに休めない職場だと、『もっと気軽に休めると思ったのに』とがっかりしてしまいますよね。
そんな休みづらい職場で休む方法は、
- 予定は早めに伝えておく
- 普段から休むかもしれない話をしておく
- パート同士でシフトを交換する
- 会社に協力して休みやすい状況を作る
- 有休を使う
使いやすい欠勤理由は体調不良や家庭の事情ですが、『それは出勤できないよね』と思うようなものを使いましょう。
休めない職場を休む時のポイントは、パート同士の関係を大切にすることです。
休む前の日は引継ぎをしっかりして、休んだ後もお礼やフォローは欠かさないようにしてくださいね。
自分も他の仲間も働きやすい環境づくりのため、日ごろから
情報交換をして助け合いましょう。
パートなのに休めない!休みづらい職場でどう休めば良いの?と、悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
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