保育園は仕事や介護などで保護者が日中保育のできない子供を、保護者にかわって保育することを目的とする施設です。
もし仕事を辞めたことを黙って保育園に通わせていたら、バレるって本当でしょうか?
せっかく保育園に慣れてきたのに、転園なんてかわいそう。次の仕事が見つかるまで、なんとか同じ保育園に通わせてあげたいなぁ。
この記事では保育園に仕事を辞めたことがバレる理由と、仕事を辞めても保育園を継続するための対処法について解説しています。
仕事辞めたいけど同じ保育園には通わせたいと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
仕事を辞めたら保育園にバレるって本当?
仕事をするために保育園に預けるわけですから、仕事を辞めたら保育園に預ける必要はなくなります。
でもまた働く予定があったり、せっかく保育園に慣れてきた子供のことを考えると、簡単に保育園辞めますというわけにもいきませんよね。
必死に保活して入園できた保育園を、辞めるなんてもったいないって気持ちもありますよね!超激戦区であれば、再び保育園に入園させるのも至難のワザ…無理ムリ!
では仕事を辞めたことを保育園に連絡せずに通い続けることは、できるのでしょうか?
就労証明書の提出が必要
仕事が理由で子供を保育園に入れたいのであれば、就労していることを証明する「就労証明書」が必要になります。
市区町村によって異なりますが、年に1~2回提出するのが一般的です。
提出するタイミングで就労証明書が出せないことによって、仕事を辞めたことがバレてしまうんですね。
また認可保育園の場合、保育料は夫婦2人分の所得の合算金額である世帯所得を元に計算されます。
つまり前の年に夫婦どちらかが仕事を辞めていた場合、保育料の切り替え時期である9月に金額が大きく異なることからバレる可能性があるわけです。
仕事を辞めたことをナイショにしていても、いずれはバレてしまうのなら、最初からきちんと伝えて不要なトラブルは回避した方がいいですよね。
役場から保育園へ報告される
前述のとおり、認可保育園の保育料は夫婦2人分の所得の合算金額である世帯所得を元に計算されます。
保育料を算出するため世帯所得をチェックされるわけですが、もし前年度と比べて世帯収入が著しく低くなっていた場合、役場から保育園へ就労の有無を確認するように連絡がいっても不思議ではありません。
また仕事を辞めてすぐ転職したとしても、自治体によっては働く時間が大きく減ると預けることができる時間が短くなったり、入園継続自体が難しくなる場合があるので要注意です。
これまでと変わりなく通園するためには、転職先の就業条件に大きな変化がないように気をつけなくてはならないということね。
子供の体調不良で職場に電話が入ってバレる
保育園で子供が急に熱を出したなどの体調不良の時、職場へ連絡が入るようにしている人も多いはず。
また通常は携帯電話に連絡をもらっている場合も、その電話に出られなかったら職場に電話がかかってくることがあります。
保育園からすでに辞めた職場に電話をかけたら…バレますよね。
子供が熱を出して保育園から職場に電話をかけたら、「退職しました」って言われてバレたという話もよく聞きます!
常にスマホを携帯しているから必ず電話をとれるから大丈夫!と思っていても、ちょっとトイレに行ってる間に電話がかかってきてとれなかったということもありえるので、保育園から職場への電話でバレるリスクはかなり高いと思って良いでしょう。
子供が家にママが毎日いることをしゃべってしまう
意外と盲点なのですが、子供が悪気なく「ママはお仕事辞めたの」と保育園の先生や周りの友達、ママ達に言ってしまうこともあります。
ママが毎日家にいることが嬉しいと感じているタイプの子供は、喜々として言いふらしてしまうかもしれません。
相手は幼い子供なので、口止めは効果はないでしょう。
子供って大好きなパパやママがこうだった、って話をよくするというので「保育園の先生には家庭のことが筒抜け」といいますよね(汗)
仕事を辞めたことことがバレたら退園しなければならない?
保育園に仕事を辞めたことばがバレた時はどうなるのでしょうか?
すぐ退園しなければならないのでしょうか?
仕事を辞めても即退園にはならない
実は、仕事を辞めてもすぐ退園とはなりません。
市区町村によって期間は異なりますが、退職から退園まで1ヶ月から3ヶ月程度の「猶予期間」が設けられています。
ただしこの猶予期間を過ぎた時点で仕事を辞めたことがバレた場合は、即退園となってしまうかも…。
猶予期間はあくまで次の仕事が見つかるまでの「猶予」です
猶予期間内に新しい仕事が見つかれば、保育園を退園せずにそのまま継続できるという事ですね。
求職活動中も子供を預かってもらえる
仕事を辞めて求職活動中の場合も、子供を預かってもらうことが可能です。
保育園によっては猶予期間に加え求職期間を設けているところもあるようなので、通われている保育園に確認してみてくださいね。
ただし職活動中の保育量は「保育短時間(最長8時間)」に変更されるので、これまで「保育標準時間(最長11時間)」だった場合は注意が必要です。
子供が年長クラスの場合は特別措置がある
子供が5歳児クラス(年長)で、あと数か月で卒園のタイミングで仕事を辞めた場合、猶予期間・求職期間を過ぎていても特別措置として卒園まで在園させてもらえる場合もあります。
ただしこれは、市町村や保育園によって対応が異なります。
卒園寸前に退園になってしまうなんて悲しすぎるので、もしそのタイミングで仕事を辞める場合は相談してみてくださいね。
転職したら退園しなければならない?
転職は引き続き就業中となるので、退園になることはありません。
ただし職場が変更になったことは、必ず報告が必要です。
就労証明書を新しい職場に書いてもらって、市区町村へ提出をしましょう。
パパが転職した場合も報告が必要ですよ!
退職⇒求職活動⇒転職までを、猶予期間内に終えるのが理想的ですね。
無職にならないように転職活動のスケジュールを組みましょう
完全に無職になってしまうと、猶予期間が過ぎたら保育園を退園するしかありません。
そうならないよう、猶予期間内に次の転職先が決まるように前もってスケジュールを組んでおきましょう。
スムーズに転職するためには、入社日から逆算してスケジュールを立ててみるといいですよ。
次の仕事が見つかってから、今のパートを辞めるのが1番確実ですね!
一般的に転職活動は3ヶ月を目安となっていますが、育児中のママとなると条件が厳しくなってなかなか転職先が見つからないこともあるので、転職スケジュールには余裕をもつようにしましょう。
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仕事を辞めたけど次の仕事が見つからなくて困っている時の対処法
どうしても猶予期間内に次の仕事が見つからない!このままじゃ子供が退園になってしまう!
そんな時、通い慣れた保育園を辞めずに済むにはどうしたらいいのでしょうか?
職業訓練へ通い勉強や資格取得を目指す
保護者が就学している場合も、実は保育園へ通わせることはできるんです。
ハロートレーニング(公共職業訓練、求職者支援訓練)といった職業訓練も、学校に通うことと同じになるんですよ!
公的職業訓練のキャッチフレーズは「急がば学べ」。
仕事に必要なスキル(知識と技能)をしっかりと身につけてから、新たな職業やスキルにチャレンジすることは、自分のためにもなりますし、同じ保育園に通い続けることができるという子供のためにもなりますよね。
ハロートレーニング以外の学校への通学も保育園の入園条件にあてはまるので、仕事がなかなか見つからない場合はいっそキャリアアップ目指して色んなことに挑戦してみてもいいと思います!
短期アルバイトでも継続可能
なかなか次の仕事が見つからない時は、短期アルバイトを始めれば保育園を継続することができるんですよ。
長期的に勤める仕事を探すには時間がかかりますよね。
でも短期アルバイトなら気軽に始めることができるのではないでしょうか。
求職活動をしながらになってしまいますが、次の仕事までのつなぎと割り切って考えて、負担の少ないアルバイトも検討してみましょう。
自営業になる場合は就業証明書を自分で出して継続可能
自営業ときくとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、クラウドソーシングで単発の仕事を受注したり、フリーランスで在宅で仕事をするのも立派な自営業です。
自営業で保育園に保育が必要な就労をしていることが証明できれば、継続利用することができますよ!
保育が必要な就労を証明するために必要な書類は各自治体によって異なりますが、就労を証明する書類や収入を証明する書類が必要になります。
- 就労証明書(自治体HPからフォーマットをダウンロードして自分で書く)
- 業務委託契約書
- 開業届
- 確定申告書
- 収入証明書(給与明細書、源泉徴収票、所得証明書など)
- 納品書、発注書
- 収入が振り込まれた通帳のコピー
どういった書類が必要なのかは、各自治体に問い合わせて確認してみてくださいね。
退職理由が病気の場合は預け方を変えて継続可能
病気が理由で仕事を辞めた場合は、家庭で保育ができない理由を「保護者の就労」から「保護者の疾病、障がい」へ変更して保育園を継続利用することが可能です。
その際には医師の診断書の提出が求められます。
元の職場で強いストレスからの心の病で退職した場合でも、医師の診断書があれば大丈夫なので安心してくださいね。
園長先生に相談して今後の流れを確認しておく
仕事を辞めてから退園になるまでの猶予期間(+求職期間)で次の仕事が見つかればスムーズですが、そううまくいかない場合もあるでしょう。
猶予期間がどのくらいあるのか、退園しないためにはどんな方法があるのか、園長先生に相談すると色々教えてもらえますよ。
退職したことを嘘をついて隠すのではなく、仕事を辞めた後からでも正直に話して相談にのってもらいましょう。
保育園を退園になりそうな時の対処法
基本的には仕事を辞めたことを隠したりはせずに、早い段階から園長先生や役所に相談しておくことが大切です。
でももし保育園を退園になりそうな時はどうしたらいいのでしょうか。
幼稚園へ転園を検討する
幼稚園にも預かり保育があることをご存知でしょうか?
親が仕事をする=子は保育園、というイメージが強いですが、幼稚園の預かり保育を利用して働いているママも大勢いるんですよ。
預かり保育の時間は幼稚園によって異なりますが、保育時間終了以降夕方18時頃まで預かってもらえます。
ただ幼稚園によっては行事や役員など親の出番が多いのが大変なこともあるんですよね。幼稚園ママは時間にゆとりのある人も多いので価値観の違いからママ同士のつきあいも難しいことも…
私立の幼稚園の場合、制服など揃えるものも多いので入園時にお金がかかるというデメリットもあります。
働くママにとっては保育園と幼稚園の文化の違いに驚くこともあるかもしれませんね。
でも幼稚園は親の就労に関係なく、誰でも入園することができます。
入園可能な年齢は各幼稚園で異なりますが、小さい子向けのプレクラスが用意されていることもありますよ。
認定こども園へ転園を検討する
認定こども園とは、幼稚園と保育園の2つの機能を持ち合わせた施設のことです。
保護者の就労の有無にかかわらず、最長11時間預かり保育をすることが可能なんですよ。
利用できる年齢も0歳からなので、幼稚園に入れない小さな子供がいる場合は認定こども園を検討してみると良いでしょう。
仕事を辞めたばかりで、次の仕事が見つかっていなくても子供を長時間預かってもらえるのは助かりますよね!
他の保育園や子育て支援制度を検討する
近くに他の保育園も幼稚園も認定こども園もないということであれば、各自治体が設けている子育て支援制度を利用してみてはいかがでしょうか。
他の保育園の空きが出るまでの間、子育て支援制度を何度も利用していることを申告すれば、入園の優先度を上げてもらう可能性もあります。
私の友人も自治体のファミリーサポートを上手に利用していますよ!
他にも保育園の一時預かりや、ベビーシッターを利用する方法もありますよ。
ただ利用者が多い地域だと、予約が取りづらいというデメリットがあるので不便に感じるかもしれません。
節約をしてどちらかが家庭に残ることも検討する
すぐに次の仕事が見つからないのなら、そのまま家庭に残るという選択肢もあります。
猶予期間だけは保育園へ預けさせてもらって、仕事が見つからなかったということで退園すればいいだけです。
家計が厳しくなるかもしれませんが、保育園に預ける保育料が節約できますし、ちょっとしたお小遣い稼ぎ程度の仕事をすることも可能です。
仕事を辞めることによって時間にも気持ちにも余裕ができて、家計のやりくりさえ工夫すればノーストレスで過ごせるかも♪
仕事を辞めたら保育園へすみやかに報告するのが正解です!
仕事を辞めたことはいずれにせよ保育園にはバレてしまいます。
下手に隠して印象を悪くして最悪のケースである即退園!なんてことにならないように、きちんと手順を踏んで報告するようにしましょう。
次の仕事がすぐ見つかるのが理想的ですが、なかなか見つからない場合もあります。
仕事を辞める前に役所や園長先生に相談して転職までのスケジュールを確認したり、退職した後からでも相談にのってもらいましょう。
子供の保育園について心配することなく、安心して仕事を辞めることができるよう応援しています!
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