妊娠がわかったらパート先へ報告しなくちゃと思いますが、悩むのが上司への言い方とタイミング。
誰にいつ、なんて伝えればいいの?なんていろいろと考えてしまいます。
ギリギリまでパートを続けたい場合は特に、言い方といつ伝えるかを間違えてしまうと働きづらくなってしまうことも…
なるべく祝福してもらうために、好感を持ってもらえる言い方やタイミングがあれば知りたいですよね
この記事では妊娠がわかったけどパートの妊娠報告で好感を持たれる言い方、そして妊娠報告をいつするのが良いかについて書いています。
これからパートで妊娠報告をする予定の人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
好感を持たれる妊娠報告をするための言い方
妊娠がわかったら、まずは直属の上司へ報告しましょう。
妊娠報告する時は直接口頭で伝えるのが基本です。
とはいえ、デリケートな話題なので何て切り出せばいいのか言葉に迷ってしまいますよね。
ここでは伝える相手ごとに「好感を持たれる妊娠報告」のコツについてご紹介します。
上司へ妊娠報告する時の言い方
まずは上司に「ご相談したいたことがあるのですが」と声をかけて、上司と二人きりで話す時間をもらいましょう。
忙しい上司の場合、その場で相談内容を聞かれるかもしれませんが、「デリケートなことなのでここでは言いづらい」と伝えて、なるべく周りに他の人がいない状況を作ってもらうのが良いですね。
忙しくてなかなか捕まえることができない上司の場合は、メールで「相談する時間のアポイント」をとるようにしましょう。
言い方のコツは要点をまとめること。
- 妊娠したこと
- 予定日がいつなのか
- 産休・育休をとって復職するのか、退職するのかどうか
- 現在の体調
- 妊婦健診やつわりで早退・休暇することがあること
- 現在の業務内容のうち免除して欲しいもの
パートが妊娠した場合、上司が1番気になるのは「予定日」と「辞めるか辞めないか」「産休育休をとって復職するのかしないのか」です。
なので最低限、その3点は伝えるようにしましょう。
また伝える時点であまり体調がよくなかったり、つわりがきついといった場合には、必ずそれを伝えておきましょう。
特に男性の上司だと、その辺がわかってもらえないかもしれないですが、前もって言っておくことで何かあった時にも言いやすくなりますよ。
また辞める辞めないに関わらず妊娠中も仕事を継続するなら、どういったことに気をつけなければならないのかも確認したいところ。
重いものを持つ作業や立ちっぱなしの作業など、体に負担がかかりそうな作業は前もって免除してほしいと伝えるのがいいですね。
言わないとわからない上司もいるので、わかっているはずと思わないことが大切。
体調面を中心に何がダメなのか丁寧に伝えましょう。
男女雇用機会均等法により「つわり休暇」の取得が認められていますが、知らない上司も多いです。
合わせてつわり休暇がとれるかどうかの確認も、しておくことをおすすめします。
パートの上司へ妊娠報告する時の例文
ここでは実際にどんな風に上司へ妊娠報告をすれば良いのか、パターン別に例文をご紹介します。
自分の状況に近いパターンの例文を参考にしてみてくださいね。
妊娠経過が順調で元気な場合(産休後復職希望)
お疲れ様です。
突然の報告になりますが実は現在妊娠●ヶ月で、出産予定日は●月●日です。
幸いつわりは軽く経過も順調ですが、今後の業務内容やシフトについてご相談させていただけないでしょうか。
できれば産休後に復職したいと考えております。
希望としては産休は●月から、職場復帰は1年後でお願いできればと思っております。
上司への報告は必要事項を簡潔かつシンプルに伝えるのがポイントです。
男性上司の場合「出産=退職」のイメージが強い人が多いので、復職を希望している場合は初めにその旨伝えるようにしましょう。
上司はあなたが産休の間の人員確保を検討する必要があるので、産休から職場復帰までのタイムスケジュールを情報共有することも大切ですよ。
妊娠経過が順調で元気な場合(退職希望)
お疲れ様です。
突然の報告になりますが実は現在妊娠●ヶ月で、出産予定日は●月●日です。
幸いつわりは軽く経過も順調ですが、●月をもって退職したいと考えております。
退職するまでの業務内容やシフト、引継ぎなどについて、ご相談させていただけないでしょうか。
出産を機に退職を希望する場合、妊娠報告の最初の方で退職する意思を伝えるようにしましょう。
引継ぎもしっかり行うことで、周りに快く受け入れてもらいやすくなります。
妊娠による体調不良ですでにパートを休みがちだった場合
お疲れ様です。
突然のお休みが続いてしまい、大変申し訳ありません。
実は妊娠●ヶ月で、出産予定日は●月●日です。
現在つわりで吐き気がひどく、仕事をお休みさせていただいてました。
なるべくご迷惑をおかけしないようにするために、今後の業務内容やシフトについてご相談させていただけないでしょうか。
すでに妊娠による体調不良で急に休みがちだった時は、まず迷惑をかけたことを謝罪してから本題に入るのがポイントです。
休んだ理由も率直に「妊娠による体調不良・つわり」であることを言ってしまって大丈夫です。
妊娠中は体調が不安定なので、シフトは少なめに体に負担のかからない業務内容へ変更してもらうよう相談しましょう。
妊娠による体調不良ですぐにでも産休に入りたい場合
体調が悪くて働き続けることが難しく、すぐにでも産休に入りたい、もしくは退職したい場合もありますよね。
引継ぎが必要な場合はきちんと引継ぎをしてから産休に入る・退職するのが理想です。
急を要する場合をのぞいて、産休に入る・退職する前の引継ぎはしっかりしておくようにしましょう。
実は今妊娠●ヶ月で、出産予定日は●月です。
現在つわりで吐き気がひどく、働き続けることが難しいと感じております。
なるべくご迷惑をおかけしないように引き継いだ上で、早めに産休に入らせていただきたいと思っています。
早めに産休をとるということは、上司の承諾を得て有給を使うか、欠勤するということです。
医師の診断書があった場合などは、欠勤や休暇をもらってそのまま産休に切り替えられることもあります。まずは今の状況を上司に伝えて、どのような選択肢があるか相談してみてくださいね。
出産を機に辞めるのであれば、体調不良で急な休みを繰り返したことを謝罪した上で退職の意思を伝えましょう。
妊娠による体調不良ですぐにでも辞めたい場合
実は今妊娠●ヶ月で、出産予定日は●月です。
現在つわりで吐き気がひどく、働き続けることが難しいと感じております。
なるべくご迷惑をおかけしないように引き継いだ上で、退職させていただきたいと思っております。
引き継ぐのもしんどい状態だったらどうしたらいいのかなぁ?
一番大切なのは妊娠中のママの体です。
常日頃からいつ誰に引き継いでもいいようにマニュアルなどを準備しておくことが理想ですが、無かったとしたらせめて簡単な業務のリストアップだけでもしておくと、仕事の穴を小さくすることができるでしょう。
無理は禁物ですよ!
同僚へ妊娠報告する時の言い方
同僚へ妊娠報告をする時は「妊娠して幸せオーラ」をふりまきすぎないように気を付けましょう。
知らないだけで妊活中の同僚もいるかもしれません。
あなたの妊娠によって自分の負担が増えることを嫌がる人もいるかもしれません。
「妊娠して申し訳ない…」なんて極端に卑下する必要はありませんが、妊娠した喜びは控えめにするのがコツです。
同僚へ妊娠報告する時は退職もしくは復職するタイミング、産休育休に入るタイミングも含めて伝えると良いですね。
仲の良い同僚に一番に報告したくなるかもしれないけれど、後から上司が知ったとなるとあまり印象が良くないので、まずは上司に報告するようにしましょう。
パートを始めて間もなく妊娠した場合の言い方
パートを始めたばかりで妊娠したとなると、なんとなく気まずいですよね…
それでもなるべく周りに快く受け入れてもらうための言い方のコツがあります。
「やっと慣れて、これからって時に申し訳ないのですが…」
最初にこうした断りを入れておくことによって、こちらも申し訳なく思っていることが伝わります。
特に自分に仕事を教えてくれたような上司や教育係の人に伝える時には、慎重に伝えましょうね。
そしてやはり「妊娠して幸せオーラ」は控えめにしておきましょう。
パートの妊娠報告はいつがベスト?
妊娠したら、なるべく早めに職場に報告するのが社会人としてのマナーです。
安定期まで言いたくない気持ちもあるけど、それまでに何かあったら困りますからね
では具体的には、妊娠何ヶ月で報告するのが良いのでしょうか?
上司への妊娠報告のタイミング
通常「そういえば月経がないな」「なんだか体が火照る」など、妊娠の兆候に気が付くのが妊娠2カ月ごろ。
病院で妊娠の診断を受けてから、職場に報告する流れが一般的です。
病院で妊娠の診断を受けたらなるべく早めに報告するのが良いので、上司へ報告するタイミングは妊娠3ヶ月ごろになるはずです。
なるべく出産予定日が決まった時点で、上司には報告するのがおすすめですよ。
パートの業務内容に立ち仕事や力仕事がある場合は、その業務から外してもらう必要も出てきます。
それに妊娠3カ月はつわり症状が出てくる時期でもあるので、早めに伝えておかないと突然体調が悪くなってその時に『実は…』と伝えるのも気まずいですよね。
会社側も人員の補填などの準備もあるので、安定期を待たずにまずは会社へは妊娠3ヶ月程度を目途に伝えるようにしてくださいね。
つわりの症状は個人差があるし、妊娠初期はまだ体調も不安定です。
お腹に負担がかかるような業務からは、早めに外してもらった方がいいかもしれませんね。
同僚への妊娠報告のタイミング
上司への妊娠報告が終わったら、次に同僚への妊娠報告です。
上司と同じタイミングで妊娠報告をしてもいいですが、安定期に入る妊娠5カ月ごろに報告する人が多いようです。
とはいえ、つわりで具合が悪そうにしていることから妊娠に気がつかれることもあるので、無理に秘密にしておくことはありません。
妊娠中の体調不良で同僚に迷惑をかけることがあるようなら、安定期を待たずに早めに妊娠報告しても良いでしょう。
上司の時よりタイミングが遅いのは、「万が一流産してしまった場合でも周りの人に知られないため」と考えている人が多いからだそうです。
パートの妊娠報告する前に確認しておくこと
パート先に妊娠報告をする前に、確認しておくべきポイントがいくつかあります。
周りの人に妊娠を快く受け入れてもらうための下準備です。
しっかり確認しておきましょう!
パートを辞めるか続けるか
上司や会社にとってはもちろん、同僚にとってもあなたがパートを辞めるのか続けるのかは重要事項です。
パートを続ける場合は、働いている間の子供はどうするかといったことまで検討しなければなりません。
産休・育休後復職するのか、出産を機にパートを辞めるのか、今後のことをしっかり決めてから妊娠報告をするようにしましょう。
また会社ではどういった支援を受けることができるのか、時短勤務や残業免除といった配慮はしてもらえるのかといったところまで確認しておくと良いですね。
周りの同僚が、今までどうしていたのかなどを聞いてみてもいいと思いますよ
パ―トを続ける場合は産前産後休暇・育児休暇の確認を
パートを続ける場合、産前産後休暇および育児休暇の取得方法を確認しておきましょう。
通常は会社の所定の手続きを踏んで、産前産後休暇および育児休暇の申請をします。
ちなみに産前産後休暇はすべての女性労働者が取得可能ですが、育児休暇は取得するのに下記のような条件があるので注意が必要です。
- 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること
- 子が1歳6カ月に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が満了することが明らかでないこと
勤め始めてすぐの場合などは、適用されないので注意が必要です。
また一般的に産前産後休暇および育児休暇中は無給であることが多いですが、会社によっては支給される場合もあるので事前に確認しておきましょう。
パートを辞める場合は退職後受け取り可能なお金の確認を
パートを辞める場合は、退職後受け取ることができるお金について確認しておきましょう。
パートを辞めた後に受け取ることができる、出産・育児に関係するお金は以下の通りです。
- 失業給付金(雇用保険に加入している人)
- 出産手当金(勤務先の健康保険に加入している人)
- 出産育児一時金(健康保険に加入する本人またはその家族)
失業給付金はハローワークで所定の手続きをした後、「求職申込」をすることによって受け取ることができるお金です。
つまり「働くことができる」のが大前提なので、妊娠・出産で失業した場合は退職直後に受け取ることはできません。
ただし産後・育児期間を考慮し、受給を最長4年間延長できる特例を受けることができます。
産後、育児が落ち着いた頃(離職から4年以内)にハローワークで失業保険の申請をすれば、そこから失業給付金の受給を受けることができます。
出産手当金はすべての女性労働者に認められている産前産後休暇中、無給になってしまう場合に生活費を一部保障する制度です。
パート先の健康保険に加入していて、退職日まで継続して1年以上の被保険者期間があるといった条件を満たしていれば、出産手当金を受け取ることができます。
出産育児一時金は健康保険に加入する本人もしくは家族(配偶者)が加入する健康保険から受け取ることができるお金です。
一律42万円が支給されます。
パート先の雇用保険や健康保険に加入していると、手厚い支援を受けることができるってことね。
パートの妊娠報告は早めにかつ準備をしてから
妊娠はおめでたいことですが、職場へ報告する時には事前にしっかり準備をしておくことが必要です。
出産を機にパートを辞めるのか、産休・育休を取得後復職する意思があるのかを妊娠報告と一緒に会社へ伝えなければならないからです。
子供を保育園などに預けて、時短勤務などの制度を利用しながら働く生活をイメージしながら、パートを辞めるか続けるかを検討しましょう。
伝える時はなるべく早めに、そして「幸せオーラは控えめに」することが周りに快く受け入れてもらうコツです。
パートの妊娠報告で好感を持たれる言い方、いつ誰に伝えるのが良いのか?と悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
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