パートの入社初日の挨拶は「何を言おうかな?」と、前日から緊張しますよね。
初出勤の印象で働きやすさが決まるため、菓子折りを持っていくか悩む人もいるのでは?
なんとか新しい職場での第一印象を良くしたい~!
このページではパートの入社初日で気を付けたいマナーと初出勤時の挨拶のポイントを紹介しています。
またそのまま使える自己紹介の例文や、菓子折りは必要なのかどうかも書いていますよ。
「出勤初日の挨拶で何を話せばよいか悩む」「第一印象で失敗したくない」という人は参考にしてくださいね。
パート入社初日の挨拶やマナー
ついにやってきたパート初日。
何をするにも初めてのことって緊張しますよね。
初出勤の第一印象で働きやすさが決めると言っても過言ではないため、絶対しくじりたくないと思うところ。
職場のみんなと仲良くなりたいな。
ここでは、初出勤時の挨拶やマナーについて紹介します。
入社初日は10~15分前に出勤
パートの入社初日は、勤務開始時間より少し早めの10~15分前に到着するとよいですよ。
余裕をもって出勤しないと、思いがけないトラブルで初日から遅刻ギリギリになってしまう可能性もあるんです。
例えば面接の時はお客様入り口を使ったけど、入社初日は従業員専用口を使うため入り口で迷う可能性もありますよね。
早めにいって、入口を確認しておいた方が安心です。
またトラブル予防だけでなく初日はロッカーやタイムカード、会社の案内など説明を聞く時間も考えて出社すると良いですよ。
初出勤からギリギリに行くと、社会人としてのマナーがない人に思われるため要注意!
注意したいのは余裕を持った行動を意識しすぎて、早めに出勤しすぎること。
例えば30分前に出勤すると、早すぎて迷惑をかけてしまうかもしれません。
早すぎると『事務所のカギが開いていない』『採用担当者がまだ到着していない』などで、新人の受け入れ体制が整っていない場合もあります。
結果的にみんなを急かしてしまうため、初日から「空気が読めない人」「配慮が足りない人」という印象を与えてしまうかも…。
ギリギリでなければ悪い印象にはならないので、ちょうどよい10~15分前に到着するように調整しましょう。
早めに着いた場合は、コンビニや駅のトイレなどで時間を調整するとよいと思いますよ。
不安な場合は担当者に「初日は何分前に出勤すればよいですか?」と確認しておけば間違いないですね!
出会った人には自分から挨拶
少し早めの10分~15分前に到着して職場の人に出会ったら、自分から挨拶してくださいね。
受け身でいるより、新人から「おはようございます!」と挨拶した方が好印象ですよ。
「この人は関係者かな?」「同じ部署かな?」なんて悩む時もあるかもしれませんが、そんなことは気にせず全員に挨拶した方が良いですね。
同じ会社で働くなら部署関係なくコミュニケーションをとっておいた方がいいですし、とりあえず挨拶しておいて損なことはありません。
1人1人に挨拶をしても、もしかしたら全員の前で自己紹介する時間が後からあるかもしれません。
けれどそういったシチュエーションがない可能性もあるため、出会った人にはとりあえず挨拶をしておきましょう。
内容としては「お早うございます」だけでも良いし、立ち止まってくれる人なら「本日よりこちらでお世話になる○○と申します。よろしくお願いします。」と自己紹介をしても良いですね。
遠い人には笑顔で会釈するだけでも好印象です。
初日の挨拶はドキドキするのですが、それと同じように職場の人もドキドキしています。
「新しい人が怖い人じゃないといいな」「仲良くできるかな」と不安な人もいると思います。
そんな人に安心感を与えられるよう、自分から声をかけるように意識してみてくださいね。
メモと筆記用具は忘れずに
初日の持ち物でメモとペンは必須アイテムです。
「持ち物は何もいらないよ」と言われていたとしても、メモとペンだけは持参するようにしてくださいね。
パートの入社初日は覚えることもかなり多いですよね。
社内のルールや業務の説明など全部頭で覚えるのは難しいし、何度も同じ質問をするのは迷惑になるためメモは必須です。
メモをするのは自分のためでもありますが、初日にメモを用意している人は好印象なのでそういった意味でも用意しておくとよいですよ。
また職場の人が多い時は、名前と部署をメモに書いておくのがおすすめ。
業務の事は2回聞けても、名前って何度も聞きにくくないですか?
私は1度言った名前を何回も聞かれると気持ちよくないし、逆に1回で覚えられて名前で呼ばれたら好印象なので自分も名前は1回で覚えるように意識していますよ。
特に読み方が難しい人の名前はメモっておくべき!
メモ帳を用意するなら、小さくてポケットに入るようなサイズが良いです。
大きなノートサイズだと持ち運びに不便ですし、両手がふさがっていたら置き場所に困るし何かと邪魔になるんですよね。
小さくて書きやすいメモ帳とペンは、忘れずに持って行ってくださいね。
パート初出勤時の挨拶のポイント
なにかと緊張してしまう初日の挨拶ですが、ポイントを押さえておけば大丈夫。
ポイントは笑顔と謙虚な態度です!
ここでは、出勤時で気を付けたい挨拶のポイントについて紹介しますね。
笑顔で目線を合わせる
まず、挨拶のポイントは笑顔です。
初めて会う人に「私は敵意がありません」ということを伝えるためには、笑顔が1番なんですよね。
これから一緒に働く人に対して真顔でいたり、不愛想な態度をとっていては「とっつきにくい人が入ってきた」と思われかねません。
笑顔で挨拶して「みんなと上手くやっていきたい」ということをアピールしましょう。
また、目線を合わせることも大切ですよ。
目線が合わないと「あれ?私避けられているのかな?」と相手を不安にさせてしまうため、一瞬でも目線を合わせましょうね。
目を見るのが苦手な人は、相手のおでこや眉間を見るようにしましょう!
また笑顔で挨拶することは職場に馴染むためでもありますが、職場のトラブルメーカーを発見する指標にもなります。
もし自分が笑顔で挨拶しているのに、『反応がない』『目線が合わない人』がいたら要注意人物かもしれません。
新人がコミュニケーションを取ろうとアピールしているのに、無視する人はちょっと付き合いにくそうですよね。
そういった方とは深くかかわり過ぎず、適度な距離を保った方が良いかもしれませんよ。
挨拶をして好意的に返してくれる人は信頼できる人だと思ってよいし、そうでない人は少し距離を保ってビジネスライクに付き合うべきですね。
一つの判断基準として考えておきましょう。
自己紹介は長すぎず簡潔に
みんなの前で自己紹介をするなら、長すぎず簡潔に話すことを意識しましょう。
もし朝の朝礼なら仕事前の貴重な時間を奪うことになりますし、簡潔に伝えないと「要領が悪いのかな?」と思われかねませんよね。
自己紹介の内容は、以下を参考にしてください。
- 名前
- 意気込み
- いつパートに入ることが多いのか
- 過去のバイト経験
- 出身
あまり時間がないなら、名前と意気込みだけでも十分に伝わりますよ。
少し時間があってプラスの情報も言いたいなら「火曜と木曜日に入ることが多いです」などパートにいつ入るかなどを言ってもよいですね。
また過去のパート経験を伝えると大体の能力も分かるため、指導する人の参考になりそうです。
プラスの情報を言った方が、後々コミュニケーションを取りやすい気がします。
逆に、自己紹介でおすすめしない情報は以下です。
- 家庭の事情
- ○○はできませんなどの情報
- 上から目線の内容
例えば『子供が小さいからよく休むかもしれません』などの、家庭の事情は自己紹介で言うべきではないです。
家庭の事情を言うと「休む伏線を張っているの?」とよく思わない人もいるだろうし「私も同じ状況で頑張ってるのに」と思う人が出てくるかも。
また「残業はできません」「休日出勤はしません」など、自分ができないことを先に言うこともおすすめできませんね。
事前にいうことで「残業などを避けている」と思われてしまいます。
もしかしたら「残業なし」という承諾を得て入社しているのかもしれませんが、それは上司だけが知っておけばよいこと。
余計な一言で、敵を作らないようにしたいですよね。
そして前職で同じような業務をしていると知っていることがあるかもしれませんが、それをアピールすることも避けたいです。
なぜなら言い方によっては「偉そうだ」と、捉えられる可能性もあるから。
自分ではそういうつもりじゃなくても、特に女性が多い職場はデリケートです。
余計な一言で敵を作らないよう、無難に受け入れられる自己紹介でよいと思いますよ。
名前ははっきりと大きな声で
自己紹介で大切なのは、名前を覚えてもらうこと。
名前って何度も聞きづらいし、聞き取れないと後々話しかけづらいんですよね。
そのため自己紹介では1番大切な名前がしっかり伝わるよう、大きな声でゆっくり伝えるように意識してくださいね。
もともと聞き取りにくい名前などの場合は、漢字も説明すると覚えてくれやすいですよ。
また逆に相手の名前も初日でしっかり覚えたいので、聞き取れなかった場合は聞き返してしっかりと把握しましょう。
「○○さんですね?よろしくお願いします」と復唱すれば、間違っている場合相手が訂正してくれます。
もし名前を忘れてしまった場合、本人に聞いたり他のパートさんに聞くのはあまりおすすめはできません。
名前を何度も確認する人の印象って、良くありませんからね。
タイムカードや勤務表など名前が確認できるものを探して、何度も確認しないようにしましょう。
セリフの内容より態度が大切
自己紹介のポイントやタイミングなど紹介しましたが、自分の経験から言っても1番大切なのは態度なんですよね。
小さい声でも笑顔なら好印象だし、逆に良いことを言っていても無表情だと印象は良くないです。
笑顔だと自分から話しかけようかなーと思いますが、そうでなければ何かない限り話しかけようとは思いませんね。
また謙虚な姿勢も大切で、上から目線だったり年下だからとタメ口で話す人は良い印象は持たれません。
年下であっても職場では先輩ですし、慣れ慣れしい態度は避けるべき。
入ったばかりの新人がでしゃばると目立ってしまうため、職場のルールや人間関係が確立するまでは半歩下がって仕事に集中しておきましょう。
パート初出勤日の挨拶や自己紹介例文
ここでは、パートの初出勤時の挨拶や自己紹介の詳しい例文を紹介しますね。
好印象を与えられるものをいくつか用意したので、参考にしてください♪
まずは、職場に着いて最初に声をかける時の挨拶例文です。
職場についた時の挨拶
おはようございます。本日よりパートでお世話になる〇〇と申します。担当の○○様どちらにいらっしゃいますか?
職場で初めて会う人や、担当者につないでほしい時は上記の挨拶が良いですね。
ロッカーや控室に案内されて、一緒に働く人に対面したら下記のように自分から挨拶します。
職場で初めて会う人にする挨拶
おはようございます。本日からこちらでお世話になる○○と申します。よろしくお願いします。
長々話す必要はないため、このくらいあっさりとした挨拶で大丈夫ですよ。
笑顔が好印象のカギなので、意識して挨拶してくださいね。
そして1番緊張するのが、みんなの前で自己紹介をする時ですよね。
ここからは自己紹介の時に使える例文を紹介しますが、まずポイントのおさらいです。
- 名前
- 意気込み
- いつパートに入るか
- 過去のバイト経験
- 出身など
上記のポイントを全部を盛り込む必要はなくて、自分が伝えられそうなものを加えると良いと思いますよ。
早速例文を見ていきましょう!
自己紹介①
本日からこちらでお世話になります〇〇と申します。ご迷惑をおかけするかと思いますが、1日も早く仕事に慣れるように頑張ります。よろしくお願いいたします。
緊張する人はシンプルに『名前』と『意気込み』だけでも大丈夫ですよ。
自己紹介②
今日からこちらでお世話になる〇〇と申します。
この仕事は初めてなので緊張していますが、早く業務を覚えられるよう努力いたします。ご指導よろしくお願いいたします。
こちらもシンプルな挨拶ですが、未経験の仕事に緊張している人は一言伝えてもよいかもしれません。
自己紹介③
本日よりこちらでお世話になる〇〇と申します。週3日勤務で火曜と木曜は出勤することが多いと思います。1日も早く仕事に慣れるように頑張りますのでよろしくお願いいたします。
自分の出勤曜日を伝える挨拶もありですよね。
これを伝えることで、自分とシフトが被りやすい人が話しかけてくれるかもしれません。
シフトがよく被る人とは仲良くしておきたいですね!
自己紹介④
本日よりこちらでお世話になる〇〇と申します 。事務経験は多少ありますが、新たな気持ちで取り組みたいと思っておりますのでご指導よろしくお願いいたします。
過去のパート経験を話すのもありです。
ある程度知識があると職場の人も安心して任せられるので、一言伝えてもよいかもしれません。
自己紹介⑤
今日からこちらでお世話になる〇〇と申します 。接客業は初めてなので、何かとご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。アドバイスいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
もし経験がない職業なら、初めてであることを言っておいてもよいかもしれませんね。
伝えておけば初心者にもわかりやすく教えてくれますし、多少のミスも大目に見てくれる場合があります。
素直に学ぶ姿勢を見せれば、職場の人ともうまくやっていけそうです。
自己紹介⑥
本日よりこちらでお世話になる〇〇と申します。 工場勤務は初めてで緊張していますが、精いっぱい頑張ります。出身は○○なので、お近くの人は仲良くしてください。よろしくお願いいたします。
出身や最寄りの駅を伝えると、近所の人と仲良くなれるかもしれませんね。
人見知りの人は、こういったプチ情報を自己紹介に入れるとコミュニケーションがとりやすくなりますよ。
自己紹介⑦
本日よりこちらでお世話になる〇〇と申します。慣れないことも多くご迷惑をおかけするかもしれませんが、早く仕事を覚えられるよう頑張ります。最近引っ越してきたばかりで右も左も分かりませんので、色々と教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
最近引っ越してきたばかりなどの、情報を付け加えてもよいですね。
知り合いがいない場合は職場の人から地域のルールを教えてもらうこともできますし、コミュニケーションも取りやすくなると思いますよ。
自分の状況や言えそうな情報をプラスしてみてくださいね。
パート初日に菓子折りは必要ない
パート入社初日に菓子折りを持っていくか悩む人もいるかもしれませんが、初出勤でお菓子は必要ありませんよ。
私自身持って行った事はないし、持ってきている人を見たこともないんですよね。
持って行かなくても仲良くできるので大丈夫!
ここでは、パート初日で菓子折りが必要ない理由を紹介していきますね。
何人分必要か分からない
まず菓子折りを持っていくにしても、新しい職場に従業員が何人いるのかわかりませんよね。
働いている人数が分からない状態で菓子折りを持っていくのは、大変かなと思いますよ。
もしお菓子が足りなくて配れない人がいたら失礼になるし、1人だけお菓子が足りなくなったら可哀想ですよね。
量が多ければ大丈夫かもしれませんが、どんな年代の人が多いか分からないのでお菓子のセレクトが職場に合わないかも。
みんながお菓子を持ち寄る職場なら持っていっても目立たないのですが、そういう習慣がない職場では悪目立ちする可能性もあります。
職場のルールが分からないので、持っていかない方が良いです。
菓子折りを配る時間がないかもしれない
菓子折りを持っていくのは、職場のみんなと仲良くするためですよね。
できれば1つ1つ配ってコミュニケーションを取りたいところですが、初日に配る時間があるかもわかりません。
例えば朝だとみんなすぐに仕事を始めるだろうし、帰りの時間はバラバラなのでタイミングも難しいです。
初出勤の日に、みんなが集まる時間を探るのは結構難しいのではないでしょうか。
お菓子を配るタイミングを見計らって業務の説明を聞き逃す可能性もあるし、心ここにあらずな状態では呆れられてしまうかも。
お菓子をいつ渡そう…とタイミングが気になりそう!
休憩室においておくのも1つの手ですが、それでは誰からのお菓子が分からないため本来の「名前を覚えてもらう目的」は達成されませんよね。
菓子折りを持って行っても配る時間がないと勿体ないですし、余計な気を使ってしまうため持って行かなくて良さそうです。
菓子折りは悪目立ちの可能性あり
最初に書いた通り、初日にお菓子を配ること自体珍しいです。
もちろんお菓子を配ることで顔を覚えてもらえる可能性は高いのですが、珍しいからこそ悪目立ちする可能性もあります。
例えば同じ日に初日を迎える同僚がいる場合、その人が菓子折りを持ってきていないと気まずいですよね。
「私は持ってきていないのに…」と良いイメージを与えませんし、下手したら媚びを売っていると思われるかも。
これがわだかまりになって仲良くなれないなんてことも…。
同僚は職場で支えとなる存在なのでできれば、足並みをそろえて仲良くしておきたいですよね。
菓子折りは辞める時にお礼の気持ちとして用意すればよいため、最初は仕事を覚えて早く率先力になることを目標にしましょう。
パート入社初日の挨拶は笑顔でできればOK
パート入社初日の挨拶は第一印象が決まるため、どうしても緊張してしまいます。
けれど笑顔をたやさずに、謙虚な態度で伝えられたらそれで良いですよ。
初出勤の挨拶のポイントは、
- 笑顔で目線を合わせる
- 自己紹介は長すぎず簡潔に
- 名前ははっきりと大きな声で
- セリフの内容より態度が大切
自己紹介は、簡潔に短く伝えてくださいね。
またコミュニケーションのために菓子折りをもっていくか悩むかもしれませんが、珍しくて悪目立ちするかもしれません。
持って行っても渡せなければもったいないため、用意しなくて大丈夫ですよ。
まずは仕事を覚えることに集中しましょう!
「パートの入社初日の挨拶で何を言うか悩む」「初出勤の第一印象で失敗したくない」という人の参考になれば嬉しいです。
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