主婦がパートに応募する時に書く、履歴書にある志望動機。
なぜそのパートに応募したのか理由を書くわけですが、「子供が手を離れてきたから」もしくは「子供がまだ小さいから」といった子供絡みの志望動機を書いても良いのでしょうか?
仕事に直接関係ない志望動機は書かない方がいいのかなぁ?
子持ち主婦としては子供や家庭が最優先されるのは当然ですが、それをふまえてパートを選んだということを正直に書くのに抵抗がある人もいるかと思います。
この記事では主婦がパートの志望動機に子供のことを書いてもいいのかどうか、また採用されやすい志望動機の書き方について紹介しています。
主婦パートの履歴書に書く志望動機について悩んでいる人の参考になれば幸いです。
子供がいる主婦におすすめの志望動機と例文
働く社会人とはいえ、子供の都合によっては母としての務めを最優先させなければなりません。
子持ち主婦を採用する以上、企業側もそのことについては了承しているでしょう。
でも採用面接ではなるべく印象を良くしたいですよね。
ここでは子持ち主婦におすすめの志望動機とその例文をご紹介します。
子供がまだ小さくても働けそうと思ったから
子供が幼稚園に行っている間に働くことができるいい時間帯であることと、家から近いので通勤しやすいことから志望しました。
子供がまだ小さいけれど隙間時間を有効活用して働きたい意思があることと、通勤のしやすさをアピールすることによって、「だからここで働きたいんです」という志望動機をしっかり伝えることができます。
もし子供が未就園児だったとしても、託児制度がある求人なら働くことができますね。
まだ園に通っていない子供がいますが、託児制度があるので安心して働くことができると思い志望しました。
なぜこの求人を選んだのか、素直な理由を書いてOKです。
子供の預け先があるから
自分の親や親せきに子供を預けることができる、もしくはすでに保育園の入園が決まっている・通っているということであれば、それを志望動機にしてもいいですね。
小さい子供がいますが近くに祖父母がいて預けることができるため、急なお休みをいただくことはありません。残業にも対応できるので、御社を志望いたしました。
すでに保育園に○月から通うことが決まっているので、仕事に支障をきたすことはありません。急な発熱時などはファミリーサポートに頼むこともできます。長く勤められるようがんばります。
子供の預け先があるから残業にも対応できる、できるだけ長く勤めたいと考えているといったことをアピールできるといいですね。
小さい子供がいても、登園してから働けることや、託児制度を利用したり親に頼れるということを、志望動機でもきちんと書くといいのね。
子供が大きくなり留守番ができるようになったから
学校から帰宅するまでの間に働くことができる良い時間帯と思い、また子供がひとりで留守番ができるようになったため御社を志望しました。
「子供が留守番できるようになった」の一文は、多少時間の融通をきかせることができることをアピールできます。
学校も早帰りがあったり何かと気を使いますが、子供が留守番できるのなら安心ですよね。
子供の手が離れたから
子育てが一段落しましたので、自分のこれまでの経験やスキルを活かした仕事を探していたところ、御社の採用情報を見つけました。
ようやく手に入れた自由時間、自分のために使いたい!と、社会復帰を考える主婦は多いです。
できれば応募するまでに、スキルや知識は最新の物にアップデートしておきたいですね。
満を持して「御社で活躍したいんです!」とアピールされたら、企業側も悪い気はしません。
子供が大きくなって一人で留守番できるようになれば、残業がある仕事にも応募しやすくなるかも。子供とも相談して決めていくようにしましょう。
長く働けそうと思ったから
なるべく長期で働くことができる仕事を探していたところ、御社の採用情報を見つけました。同じ主婦が多く働いているとのことなので、安心して働けそうと思い志望しました。
採用する企業にとっても、なるべく同じ人に長く働いてもらいたいと考えているものです。
「長く働けそうと思った」という志望動機は、やる気も感じられて好印象を与えることができます。
例文のように、なぜ長く働けそうと思ったのかの理由も書けると良いですね。
家から近くて仕事と家事を両立できそうだから
家から近いので通勤しやすく、また生活パターンと合った勤務時間でしたので、仕事と家庭を両立できると思い御社を志望しました。前職の経験を活かし、早く役に立てるようがんばります。
まだ手のかかる子供がいるなら、仕事と家事・育児の両立は必須ですよね。
主婦がパートを探す時は、無理のない通勤・勤務時間といった労働条件を重視するもの。
その上で「ぜひ御社で働かせてください」とアピールできればより効果的です。
お互い無理なく続けるためには長く働きたいという希望はもちろん、勤めやすさも大切よね。
学費・生活費のために働きたい
将来かかる子供の教育費のため、なるべく長期で働くことができる仕事を探していました。子供はファミリーサポートなどに預けることができるので、シフトにも柔軟に対応することができます。
お金を稼ぎたいから働く、というのは当たり前のことすぎて採用担当者へのアピールとしては少し弱いです。
でも「長期で働きたい」「なるべくシフトも多く入れたい」といった、企業にとってメリットとなることをアピールできると良いですね。
かといってあまりガツガツ稼ぎたい意欲を見せ過ぎないよう気をつけてください。
社会復帰をしたいから
結婚してから家庭に入っておりましたが、子供も大きくなったため、社会復帰したいと考えるようになりました。これまでの経験を活かし「働く母」として一刻も早く活躍できるよう尽力いたします。
社会復帰をしたいから御社を志望したというのは、動機としては少し弱いかもしれません。
一般的にブランクの長い主婦が社会復帰をする時は、かつて働いたことがある同じ業界・業種を選んだ方が良いと言われています。
経験を活かすことができる業界・業種だからという志望動機に加え、「これまでの経験を活かして即戦力といて社会復帰したい」といったことをアピールしていきましょう。
小さい子供の育児中の主婦って、社会から隔絶されたように感じてしまいがちです。社会ともう一度つながりを持ちたいという気持ちは大切にしつつ、志望動機にはなぜその会社なのかということを付け加えるといいですよ。
特技が活かせると思ったから
育児中に取得した○○の資格を活かすことができると考え、御社を志望しました。
英語など外国語や、MOSなどパソコンスキル、その他資格があると有利と明記されている求人に応募する時には「資格をもっているから志望した」といった理由をしっかり書くようにしましょう。
資格をとってから応募しようかなと考えているなら、こちらの記事でおすすめの資格をご紹介しています。
ぜひ合わせてお読みください。
おばさんでも取れる資格10選!本当に役立つおすすめ資格をご紹介
未経験でもOKだったから
子供が少し手が離れるようになり、以前から関心があった○○業に携わりたいと思い応募させていただきました。未経験ではありますが、精一杯尽力させていただきます。
主婦向けパートは社員と比べて簡単な仕事を任されることが多いことから、未経験OKと明記されていることが多いです。
憧れの業界で働くことができるチャンスでもあるので、「ぜひこの会社で働きたい」といった熱意をアピールしましょう。
会社に研修制度があったから
子どもが小さいうちは育児に専念しており、ブランクが長かったので働くことに不安を感じていましたが、御社は研修制度があったため安心して働くことができると思い、志望いたしました。
ブランクの長い主婦にとって、働くということはとても勇気がいることです。
でもブランクが長くても、未経験であっても、働く前に研修があれば安心して働くことができますよね。
しばらく働いていないとカンも鈍っているだろうし、迷惑かけるんじゃないかって心配になる~!未経験OKとか研修アリのところは久しぶりに社会復帰する主婦にとっては狙い目よね!
車通勤が可能だから
バスや電車の本数が少ない不便な場所に住んでいるので、家から近く車で通勤できる御社を志望しました。まだ子供が小さいですが、近くに親がいるので預けることが可能です。
「車通勤可」もしくは「要普通免許」と明記されている求人に応募する時に使うことができる志望動機です。
家族の急な病気やケガといった緊急事態にも、車があればすぐ駆けつけることができます。
バス・電車のダイヤや遅延などに煩わされたくない人は、車通勤が可能だからという志望動機もアリですよ。
運転ができる、普段運転する車を持っているということが採用に有利になる場合もあるってことよね。外出が多いパートの志望動機としても良さそう。
これはNG!書いてしまいがちなNG志望動機
採用してもらいたいがためについ書いてしまいがちな志望動機が、実は採用担当者に悪い印象を与えかねないNG志望動機ということがあるんです。
どんなものがダメなのか、NG志望動機について解説していきます。
過去の経験をアピールし過ぎる
良かれと思ってあれこれ書いた結果、単なる自慢になってしまっていることありませんか?
えっ!前職の成果とかアピールポイントになるかと思ったのに…!
自分がいかに優秀かをアピールし過ぎた志望動機は、「プライドの高い面倒な人」といったレッテルを貼られかねません。
スキルや能力も大切ですが、パート採用において大切なのはコミュニケーション能力だったりするんです。
元々いる同僚たちと仲良くできるか、職場に馴染める人材かどうかといったところも採用担当者はみています。
前職は○○として働いておりました。御社ではその時の経験を活かしつつ、仕事に早く馴染めるように頑張りたいです。
過去の経験は「参考にする」程度にとどめ、新しい仕事のやり方に馴染む努力をしますといった姿勢の方が好まれます。
労働条件ありきの志望動機
家が近い、待遇が良いといった志望動機は一見良さそうにみえますが、「それなら他のパートもあったんじゃない?」と思われてしまうので志望動機としては実は弱いんです。
なぜ家から近いと良いのか、なぜその待遇が必要なのか、一歩踏み込んだ具体的な志望動機があれば、採用者の気を引くことができるでしょう。
家族の勤務が不定期なため、シフトが柔軟な御社を志望しました。前職の経験を活かしつつ、長く働かせていただきたいと考えております。
その他、「将来○○の資格を取りたいと考えておりその勉強にもなると考えて」など、その仕事内容や労働条件じゃないとダメなんです!とアピールすることができると良いですね。
個人店やファミレスのパートなら、元々そのお店のファンだった、とか、人の役に立てそうと思ったから、とか、その仕事がしたい理由を明確にするといいですよ。
「経験を積みたい」業種によっては要注意
その業界・業種に興味があって経験を積みたいから、という志望動機も実は要注意なんです。
えっ!つい書いてしまいがちだし、一見悪くないように思えるけど…
ただ「経験を積みたい」といった志望動機は、例えば個人経営の喫茶店やレストランのオーナーであれば、自分の店のノウハウを盗んで他で開業する気では?と疑われることもあるんです。
ライバルとして立つ気がないのであれば、「興味があって長く勤められそうなので」程度の志望動機に抑えれば良いでしょう。
もし本当にいずれ自分のお店をもつためにそこで働こうとしているのであれば、「経験を積みたい」はNGです。
子供がいる主婦がパートに受かる面接のコツ
久しぶりに社会に出て面接を受けるとなると、緊張しちゃってうまく話せそうにない!と不安になるのも無理はありません。
ここでは子供がいる主婦が、パート面接に受かるコツについてご紹介します!
ブランクの長さを感じさせない
働く意欲にあふれて元気で明るい雰囲気の人は、例えブランクが10年20年あったとしても即戦力になるようなパワーを感じるものです。
面接時の受け答えは明るく、丁寧に!
社会人として通用する人材であることをアピールしましょう。
長いこと主婦していたからと、知識やスキルが古びたままではいけませんよ。
面接の前にはその会社や業界について事前に調べておくくらいのことはしておいた方がいいですね。
社会人としての礼節をもつ
久しぶりに社会に出たら上司は自分より年下だった、なんてことは当たり前のこと。
相手の年齢に関係なく社会人としての礼節をもちましょう。
身だしなみを整えることも大切ですよ。
髪型やネイル、化粧にも気を配るようにしましょう。
新調までしなくても、靴やバッグは綺麗なものを身につけるように気をつけましょう。
勤務条件の交渉はバランスが大切
面接の時は「家族が急病の時はどうするか?」「子供が早く帰ってくる時はどうするか?」など、勤務条件通りに働くことができるかどうか確認されることがあります。
その時に急に不安になって「やっぱり週2日しか働けません」など、求人票にない勤務条件を出してしまうのはNG。
また求人票に書かれていない勤務条件を提示された時も、冷静に検討しなければなりません。
採用面接なんて緊張しているから、すぐに答えられない質問にはあわててしまいそう!
その場で即答ができない場合は、「一度持ち帰って家族と相談してから連絡します」と一言お断りを入れれば大丈夫です。
勤務条件の交渉は、会社にとってもあなたにとっても納得のできる「落としどころ」を見つけるもの。
自分の都合を優先したいのは山々ですが、結局自分の都合優先するにしても一度はぐっとこらえて、どこまで許容できるか話し合うことが大切です。
前職を辞めた理由は前向きに
採用面接時に前職を辞めた理由をきかれることはよくあります。
その時に前の職場の悪口を言うことは絶対NG!
「この人は辞めた後、前職の悪口を言う人だ」とみなされ、不採用になってしまう危険があります。
パワハラなどで辞めたのだとしても、正直に言ってしまうのはダメですね…。
前職を辞めた理由をきかれた時は、
- 他に興味のある仕事があったため
- キャリアアップのため
- 資格取得のため
といったできるだけ前向きな理由を言うようにしましょう。
–新しいパートや仕事がなかなか決まらない人へ–
- パートの面接を受けても、なかなか採用してもらえない。
- 自分で探していても、条件があうパートが見つからない。
そんな人におすすめなのが、求人アプリ!
登録しておけば希望の条件に合った仕事が通知されるものもあるので、探す手間が省けますよ。
おすすめの求人アプリをご紹介しますね。
仕事が決まれば1万円もらえるマッハバイト
高時給のパートが多く、しかもサクッと手軽に応募できるのが人気のマッハバイト。
なんと嬉しいことに、採用されるだけで最大1万円のマッハボーナスがもれなくもらえちゃうんです。
仕事を辞めてお財布が寂しいって時に、助かりますよね!
1つアプリに登録しておくなら、マッハバイトが1番おすすめです。
とりあえず1日などの単発で働けるシェアフル
次の仕事が決まるまでの間、単発で働きたいな…って思う人も多いはず。
日給をもらって手軽に働けるのって、家計にも嬉しいですよね。
そんな人におすすめなのが、こちらのシェアフル。
たった1日や空いた時間だけ働けるので、主婦にも人気のサービスです。
働ける日や場所を登録しておけば自動でお仕事を紹介してくれるので、気に入った仕事に申し込めば後は当日現地へ行くだけ。
データ入力などの事務作業から工場での軽作業、また在宅でできるアンケートなどの仕事もあるので、おこづかい稼ぎにもピッタリです!
次は正社員になりたいなら転職ナビ
次はパートじゃなくて正社員で働きたい、そう思うなら転職ナビに登録しておくのがおすすめ。
希望の条件を登録しておけば、毎日希望に合ったお仕事の通知が届きますよ。
企業からの直接スカウトがあったり、質問に答えるだけで自己PRや職務経歴書などの面倒な書類を作成してくれたりと、サポート体制が万全。
久々に社員の転職活動をするのは不安…という人でも、安心して探せるアプリです。
本気で仕事を探すならアルバイトEX
もし本気で早く次のパートを探したいという人は、『アルバイトEX』で探すと早く見つかりますよ。
『バイトル』『しゅふJOB』『シフトワークス』といった求人サイトをすべて網羅された情報から探せるので、いろいろなサイトで探す必要がありません。
全部で17もの求人検索サイトの情報から探せますよ!
かなり細かい条件や職種から検索できるので、あなたにピッタリな仕事が見つかるはず。
なかなか条件が合うパートが見つからないという人は、1度アルバイトEXで探してみてくださいね。
志望動機は採用側のニーズを上手に取り込んで書こう
採用側のニーズを知るというのは、企業側がどんな人材を欲しがっているかを知るということです。
子供がいるかどうかは、実はあまり関係ないんですよ。
家事・育児をしながらでも働きたいというからには、最低限仕事に支障をきたさない条件を満たしているということですから。
自分が採用する側だったらどんな人が来てくれたら嬉しいか、会社にとって利益になるのはどんな人なのか、志望動機を書く前に一度考えてみましょう。
「お金を稼ぎたいから」「家の近くで働きたいから」など、つい自分の願望を書いてしまいがちの志望動機ですが、採用側のニーズとマッチすることが大切です。
ご紹介した志望動機の例文を参考に、がんばってください!
コメント