お金のことで将来に不安を感じると、ふと「資格でもとってもっと稼ごう!」とか「資格をとって一生働けるようにするか!」といった考えに至ることってありますよね。
これまで漠然と人生を過ごしていたけど、このままじゃいけない!と焦燥感に駆られて、つい「おばさんでも取れる資格って?」と検索してしまうもの。
長い人生ですからね…お金を稼ぐことができる特技とか武器といったものが欲しくなる気持ち、すっごくわかります!
けれどこの歳から取れる資格なんて、あるのかな?なんて不安に思っちゃいますよね。
でも、大丈夫。
おばさんでも取れる、本当に役立つおすすめ資格はたくさんありますよ。
この記事では、そんな40代50代の主婦でも取れる資格についてお伝えしますね。
またどんな資格が自分に向いているのかわかる、資格を選ぶポイントについてもまとめています。
おばさんに取れる資格なんてあるのかな?どんな資格が役立つんだろう?と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おばさんでも取れる目指すべき資格10選!
「もう、おばさんだから…」と記憶力の低下を言い訳に、新しいことへチャレンジすることを避けていませんか?
ここで紹介する資格は合格がしやすいだけでなく、生涯現役で稼ぐことができちゃうかも!
そんな、今注目されている資格をご紹介します。
介護職員初任者研修
- ヘルパー資格の登竜門
- 合格率はほぼ100%
- 将来役に立つ確率もほぼ100%
役立つ仕事
- 介護施設
- 院内ペルパー
- 百貨店やホテルなど高齢者が利用するサービス施設
数ある介護資格の中で最も取得しやすいのがこの「介護職員初任者研修」です。
試験自体は振り落とすものではなく、研修過程を振り返るようなものなので、きちんと勉強をしていればまず落ちることはありません。
介護職は無資格でも働くことが可能ですが、資格を持っていると採用時に優先されたり、資格手当によって給料がアップすることもあるんですよ!
この資格を持っていれば、訪問介護・施設介護といった介護業界で活躍できることはもちろん、病院内の院内ヘルパー、百貨店やホテルといった高齢者が利用するサービスを提供するところでも優遇されます。
将来の家族のために、そして自分の老後のためにも、知識として学んでおいて損はない資格といえます!
レクリエーション介護士
- 100点満点中60%以上正解であれば合格するという合格率の高さ
- 介護職に抵抗がある人でも楽しく学べる
- 活躍の場は幅広い
役立つ仕事
- 介護施設
- 地域ボランティア
介護の仕事は身体に直接触れて行うことばかりではありません。
特別養護老人ホームやデイサービスセンターといった介護施設では、スケジュールにレクリエーションの時間が設けられていることがほとんどです。
高齢者の方に楽しんでもらい、喜びという感情から生きがいを見出してもらえるようなレクリエーションが求められますが、そういった質の高いレクリエーションを学ぶことができるのが「レクリエーション介護士」なんですね。
編み物やヨガなどといった、もともと持っている特技などを活かせるのもポイント。
介護業界だけでなく地域ボランティアなど、幅広く活躍できる資格です。
高齢者の方と一緒に趣味を楽しみながら働くことができたら素敵ですよね!
日本メイクアップ知識検定ベーシック
- 合格率が90%
- メイクアップ知識力を問うマークアップ形式試験
- 自分に合った化粧品やメイク方法がわかる
役立つ仕事
- デパートや化粧品専門店の美容部員(ビューティーアドバイザー)
「日本メイクアップ知識検定ベーシック」は、日々のメイクに役立つ知識や化粧品の正しい使い方がわかる資格です。
デパートや化粧品専門店などの美容部員(ビューティーアドバイザー)として働いてみたい方におすすめなのはもちろん、自分のメイクや肌のお手入れ方法を見直したい人にもおすすめ!
いつまでも若々しくいるためにも、自分に合ったメイク方法や化粧品について知っておきたいですよね。
男性向け化粧品の需要も高まってきているので、今後も活躍が期待できる資格です!
ネイリスト技能検定3級
- ネイリスト資格の登竜門
- 3級合格率は80%~90%
- 介護業界でも注目されている
役立つ仕事
- ネイルサロン
- 美容室
- 福祉業界
ネイリストとしての基礎知識・スキルを学ぶことができる 「ネイリスト技能検定3級」 は、その上の2級・1級を目指すには必ず必要な資格です。
将来プロのネイリストとして働けたらいいな~と思うなら、まずはネイリスト技能検定3級の取得から始めましょう。
3級だけじゃ役に立たないのかな?
ネイリスト技能検定3級の勉強をすることによって、セルフネイルのクオリティを上げることは可能ですよ!
家族や友人のネイルをしてあげるのも良いでしょう。
高齢の方にネイルをしてあげると喜ばれたり、認知機能が一時的に回復されることもあるのだとか!
実は介護業界でも「福祉ネイル」は注目されているんですよ!
特に資格がなくてもマニキュアを塗ってあげることは可能ですが、より専門的に学ぶことができる「福祉ネイリスト」という資格があるので興味がある方はチェックしてみてください。
ペットシッター士
- 合格率は90%以上
- 動物好きな人におすすめ
- 空いた時間に働くことができる
役立つ仕事
- ペットシッター
- ペットホテル
ペットシッターは留守の飼い主に代わりペットのお世話をすることです。
ペットホテルと異なり、自宅までペットのお世話をしに行くのでペットのストレスが軽減されるといわれています。
ペットシッターはお店で働く他、独立開業を目指して一生の仕事にすることも可能です!
「日本ペットシッター協会公認のペットシッター士資格」もしくは「ペットシッタースクールの公認の認定ペットシッター」であれば、プラス「半年以上の実務経験 or 一年以上の飼養経験」を積んだのちにペットシッターとして開業することができます。
ペット飼育可のアパートが増えたことにより、一人暮らしをしながらペット飼育する人は増えています。
また共働き世帯のペット飼育や、長期入院などのリスクが高い高齢者のペット飼育も増えていく中で、ペットシッターもますます需要が高まっていくことでしょう。
動物が好きなら挑戦してみてはいかがでしょう☆
ベビーシッター
- 「認定ベビーシッター」試験の合格率は80%
- 試験がないベビーシッター資格もある
- 共働き世帯が増えると共に需要が高まっている
役立つ仕事
- ベビーシッター
- 託児施設
『認定ベビーシッター』は、 子育て経験があって子どもが好きという人におすすめの資格です。
ベビーシッターの仕事は保護者が不在の時、自宅を訪問して0歳~12歳くらいまでの子どものお世話をします。
出産後もフルで働く女性が増えると共に、ベビーシッターの需要も高まっています。
自宅訪問だけでなく、結婚式場といったイベント会場での託児所でお世話をするケースもあるんですよ!
ベビーシッター自体は資格がなくてもできますが、資格があった方が信頼を得やすいというメリットがあります。
ベビーシッターの資格にはいくつか種類があり、試験があるものと通信講座を修了するだけで取得できるものがあり、費用も様々なので自分に合ったものを取得することをおすすめします。
MOSスペシャリスト
- 合格率は80%~90%
- 誰でも取得できる資格だけど意義は大きい
- 試験は毎月あるので受験のチャンスが多い
役立つ仕事
- 一般事務
- 営業事務
「MOSスペシャリスト」は「モス」と呼ばれるマイクロソフト社の認定資格です。
Word、Excel、Power Point、Access、Outlookの5科目があり、科目ごとに受験することも可能。
企業で事務職として働きたいなら Word、Excel、できればPower Pointのスペシャリスト資格をとっておくと就職活動で有利です。
「昔は使ってたけど、今のバージョンに自信がない」という人にも、MOS資格取得目指して勉強することによって最新バージョンが使えるようになるのでおすすめですよ!
テキストなどを使って独学で勉強をすることも可能ですが、通信教育などで対策講座を受講すると要領よく勉強できますよ。
医療事務認定実務者
- 初めて医療事務に従事する方向けの資格
- 合格率は60~80%
- 医療現場で重宝されるレセプト知識が身につく
役立つ仕事
- 医療事務
「医療事務認定実務者」は医療事務で働きたい人向けの資格です。
医療事務資格の中でも難易度の低い資格と言われており、初心者向けといえます。
医療事務としてのマナー・医療知識に加えレセプト業務まで幅広く学べることから、2016年に始まった新しい資格ながら人気の高い資格なんですよ。
毎月試験があり、さらに在宅で受験することも可能です。
医療系の仕事はどの地域でも必要とされているので、今後も安定的に仕事を見つけることができますね。
ファイナンシャルプランナー(3級)
- お金に関わる資格の登竜門
- FP3級の合格率は60~70%
- 金融業界へ就職を考えるなら2級以上を
役立つ仕事
- 金融業界
- 日常生活においても役立つ
お金に関する知識は生きていく上でとても重要です。
「ファイナンシャルプランナー3級」はお金の基礎知識を学ぶことができるので教養が身につくだけでなく、生活費の見直しや将来設計といった私生活にも役に立ちます。
それなのになぜか「FP3級なんてとっても意味がない」なんてイジワルなことを言われることもあるんですよね。
おそらく合格率が60~70%と高く、中学生や高校生でも合格できるくらいの難易度だからでしょう。
だからこそ私たち「おばさん」にもおすすめの資格なんですよ!
金融業界への就職を考えていたり、ファイナンシャルプランナーとして独立開業したいと考えているなら、FP2級以上の資格が必要となってきますが、その足掛かりとしてFP3級の資格をとるのはけして無駄ではありません。
お金の不安を払拭する手助けになる知識も得ることができるので、ぜひ検討してみてください。
登録販売者
- ドラッグストアなどの薬剤師不足を補う資格
- 合格率は40~50%
- 通信講座などの対策講座も充実
役立つ仕事
- ドラッグストアやスーパー店員
「登録販売者」は全体の95%を占める第2・3類医薬品(一般医薬品)を販売することができる資格です。
薬剤師に代わって販売することができるので、一般医薬品を扱うドラッグストアやスーパーなどで活躍できます。
医薬品の専門知識を習得できるので、自分や家族の健康を守れるというメリットもあります。
自分の健康は自分で守る「セルフメディケーション」という観点からも、医薬品に関する深い知識は重要です!
また、医薬品の知識以外にも、接客スキル・ポップの作成など売場作りのスキルといった「販売者」としてのスキルが求められることもあります。
資格手当がついて給料がアップすることも期待できる注目の資格なだけに、通信講座などの対策講座も充実していますよ。
おばさんでも資格を取るべき理由とは?
「もうおばさんなんだし、いまさら資格なんて取っても意味はない」
そう言う人もいますが、果たして本当に無意味なのでしょうか。
年齢には関係なく、資格を取った方がいい理由とお伝えしますね。
人生100年時代
日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えており、ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されています。
(参照:厚生労働省「人生100年時代」に向けて」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207430.html)
つまり、おばさん世代の私たちはまだ中間あたりまでの人生を歩んできたにすぎないってことね。
人生100年時代においては、高齢者から若者まで、年齢を問わず全ての国民に活躍の場があり、元気に活躍し続けられることが重要とされています。
つまり定年のない働き方を目指すということ!
政府は高齢者雇用の促進はもちろん、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返す「リカレント教育」にも力を入れています。
なので今から資格を取っても、十分にその資格を活用して働くことができますよ。
老後の不安解消
現在おばさん世代である私たちは、以前の親世代が送ってきた「60歳で定年退職を迎えて、老後は年金で悠々自適」といった生活は送れません。
年金不安などを抱えずに人間らしい暮らしを続けるためには、生涯現役で働き続けることが必要なのです。
「生涯現役」という言葉にげんなりしてしまう人もいるかもしれませんが、周りの60代70代の方って活力に溢れていて元気にみえませんか?
たしかに体の老化で、力仕事ができなくなるといったデメリットはあります。
でも経験を重ねてきたおばさんだからこそ、とっさに体が動く・判断できるということもありますよね。
そこへ「資格」という知識があることの証があると、周りの人に認めてもらいやすくなるんです。
弱った体は自分で稼いだお金でメンテナンスをして、健康で楽しい毎日を!
仕事の選択肢が増える
世の中には資格がなければ就けない仕事がたくさんあります。
逆に言えば資格を取っておけば、仕事の選択肢が増えるということ。
資格がなくてもできる仕事であっても「有資格者優遇」となっている求人がほとんどです。
求人に応募してきた同じ条件の人が2人いたら、資格を持っている人を採用するのは当然ですよね。
とはいえ学校の授業から離れて数十年経過していると、何か学ぼうとするのは大変!
おばさんでも取れる目指すべき資格10選!でご紹介した資格は、初心者でもきちんと勉強すれば取ることができる難易度の低い資格です。
簡単な勉強から始めて、少しずつ自信をつけていくことを目標にがんばりましょう。
50代からでも長く働ける仕事は、こちらにまとめました。
50代女性が長く続けられる仕事9選!目指したい働き方のコツも
資格手当で給料がアップする
会社によっては資格手当がつくことがあります。
就業した後でも資格を取得することによって給料がアップするのですから、ぜひ挑戦したいところです。
パートでも資格手当がもらえる会社もありますよ!
福利厚生として、業務に関係ある資格なら受験料を会社側が負担してくれることもあるので、事前に確認してみてくださいね。
働き方を自由に選べる
「主婦」以外に肩書がある人はなかなかいませんが、取った資格はあなたの肩書になります!
専門の知識をもった有資格者の言葉には発言力があるので、相手に伝わりやすくなるというメリットも。
例えば普通の主婦が「節約」についてブログやSNSで情報発信をしていてもなかなか受け取ってもらえませんが、「ファイナンシャルプランナー2、3級をもった主婦」の情報なら受け取ってもらえるということです。
資格を持っていれば外に勤めに出るだけでなく、独立・開業で自宅にいながら働くこともできます。
まさに「生涯現役」の理想形ですよね!
おばさんが取る資格を選ぶポイント
世の中にはたくさんの資格があります。
だからこそ、どの資格を目指したら良いのか迷ってしまいますよね。
ここではどの資格が自分に合っているのか、取る資格を選ぶポイントについて解説していきます。
その資格が本当に仕事に活かせるのか?
苦労して資格をとっても、仕事に繋がらなければあまり意味がありません。
その資格を活かせる仕事があるのかは、資格を受験する前に調べておいた方がいいですね。
また、その資格を活かした仕事に就くには半年や1年間の実務経験が求められるような資格は、就職することが難しいです。
実務経験が求められるような資格は、すでにその業界に入っていて、さらにステップアップしたい人向けですね。
全くの未経験から仕事に就く、もしくは稼ぐまでの流れをイメージして、できそうと思った資格にチャレンジするようにしましょう。
資格取得の費用と時間は十分か?
資格を取得するためには、受験料や講座費用がかかります。
いくら「資格を活かして稼ぐぞ!」と思っても、資格取得にかかる費用で赤字になってしまったら意味がありませんよね。
またたくさん勉強することがあって、いくら勉強しても追いつかない、といった難易度の高い資格も避けた方が賢明です。
主婦の私達は、家事や育児といった日常生活があった上で勉強時間を捻出するわけです。
学生の受験のような勉強の仕方はできません。
隙間時間で効率よく勉強をすすめ、1回の受験で資格が取得できるようなものを選ぶことをおすすめします。
その業界で本当に働きたいのか?
人間誰しも、興味のある事しか続きません。
とくに記憶力が低下気味のおばさん世代に、興味のないものについて勉強するのは拷問に近いですよね。
取る資格を選ぶ時は、本当にその業界で働きたいのかをしっかり見極めてからにしましょう。
その業界で働くということを十分理解していないと、「こんなはずじゃなかった、もう辞めたい…」となりかねません。
平均的な給料はどのくらいか、残業はあるのか、離職率はどうかといった「自分が働く上で求める条件」を大切にしながら挑戦する資格を選んでください。
就職活動も業界研究から始めるように、資格選びも業界研究が大切ということですね。
お金を稼ぐために資格をとるという意識をもとう
あなたがすでに何か趣味をもっているなら、それを仕事にできたら手っ取り早いのではないかと思うかもしれません。
しかし、その趣味はお金を稼ぐことができるでしょうか?
その趣味を広める講師となって稼ぐという方法もありますが、カルチャースクールの講師ですと時給1300~1500円くらいが相場です。
自宅で教室を開けばもっと稼ぐことはできるかもしれませんが、生徒を集めるのに苦労します。
お金を稼ぐということはビジネスです。
興味がある分野の資格に挑戦すべきなのはもちろんですが、同時にビジネスとして成り立つものでないと意味がありません。
「お金を稼ぐために資格をとるんだ」という意識は、忘れないようにしましょう。
おばさんなんて言わず、資格をとって自信をつけよう!
資格を取ると、「仕事上のメリット」と「人生におけるメリット」があります。
こうした2つの面におけるメリットが、あなたの生涯現役を実現可能にするんです!
「このことだったら、私に任せて!」と言えるようなものが何かひとつでもあれば、自信につながりますよね。
おばさんでも取れる簡単な簡単な資格でも、取ればその道の「専門家」です。
「これなら取れそう、稼げそう」という自分に合った資格を見つけて、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
応援しています!
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