パートを辞めたい!
…だけど人手不足だし言い出せない。
…人がいないのに辞めるなんて言いにくい。
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、パートが会社の人手不足を気にする必要はありません。
辞めたい時には辞めたいと伝えても、あなたの責任ではないので大丈夫!
とは言っても、忙しい職場にいるとなかなか辞めるなんて言い出せないのも事実ですよね。
私も以前、『私が辞めたら仕事が回らなくなるし、みんな困るよね。』という罪悪感からなかなか言い出せませんでした
けれども人がいないのは私のせい?辞めたい仕事を続けて幸せなの?と自問自答した結果、きっぱりとパート先に「辞めたい」と伝えて退職することができました。
今回は私の体験談を元に、なぜパートは人手不足を気にしなくても良いのか、人がいなくても辞めたいと言ってよいのかお答えします。
パート先の人手不足で辞めたいと言えない!そんな人は参考にしてくださいね。
パートを辞めたいけど人手不足!人がいないのは会社のせい
パートを辞めたいけど人手不足…そんな時、責任感が強く優しい人ほど辞めたいと言い出せないもの。
自分が抜けたら仕事が回らなくなるし、仕事場のみんなが大変な思いをしてしまう…と他人のことばかり考えてしまいます。
しかし人手不足を気にするのは会社であって、パートのあなたではありません。
気軽に働けるパートが、会社規模の問題を抱える必要はないんですよ。
人手不足の時会社がすべきこと、パートの立ち位置を踏まえて詳しく説明していきます。
これを読めば辞める決心がつくはずです♪
人手不足は会社の怠慢
先ほども記述したように、パート先に人が足りていない場合それを気にするのは会社の役目です。
人手不足には、人がすぐに辞めてしまうような職場環境、人を補充しない経営方針など会社の体制に問題があります。
問題解決のため、従業員が働きやすい環境を整えるのは会社の責任。
パートが気にすることではありませんよ。
もし募集しても面接に来る人がいないなら、お給料を上げれば済むこと。
高時給にすれば、人はやってきます。
人手不足を解消する方法はいろいろとあるのに、何もせずに今いる人だけでなんとかしようと思うのは会社の怠慢だと言えます。
あなたが働いているパート先が大きな会社ではなく、個人でやっている小さなお店だった場合。
なおさら人が足りていないと「辞めたい」と言いづらい状況と思います。
小さな会社だと経営者との距離が近いので、自分も会社の責任を負うべき立場だと勘違いしやすいんです。
しかし、会社の規模は関係なくパートは経営者と従業員という雇用関係。
人手不足だからといって経営者が悩むようなことを、パートのあなたが悩む必要はないので安心してくださいね。
パートのあなたが会社にできることはただ1つ!
『早めに退職を伝える」ただ、それだけです。
会社のことは経営者に任せよう!大企業でも個人企業でも関係ないです!
辞めさせてもらうのではなく、辞める
パート先を辞めたいのに、人がいないしきっと『辞めさせてもらえないだろう』そう思う人も少なくはないはずです。
しかしパートは辞めさせてもらうものではなく、辞めるものです。
辞めるか辞めないかは、自分で決めて良いんですよ。
会社はあなたを職場に拘束することはできません。
あなたの責任感の強さから『辞めにくい』ことはあっても、『辞めさせてもらえない』ものではないことを忘れないでほしいです。
パート先が人手不足でも、自分の気持ちを優先して考えてくださいね。
自分の職場は自分で決めて良いんです
会社より自分が大切
人がいないことが原因で辞められずズルズル働いているなら、会社と自分どちらが大切なのか考えてみてください。
もしくは会社と家族、どちらが優先するべきか考えましょう。
迷わず自分(家族)と答えるはず!でも会社にも感謝しているんだよね…。
確かに自分を雇い入れてくれ、お給料を出してくれた会社に恩もあります。
しかしその代わりに自分も会社に対して、労働力で返してきたはず。
そう考えると会社と自分はお給料でつながっていて、長くても数年の関係だと分かります。
しかし、自分や家族はどうでしょうか。
この先何十年と付き合っていく、大切にしたい存在のはず。
もしパート先の問題がプライベートにまで侵食しているなら、優先すべきものを今一度考えてみてください。
おのずと、答えが出るのではないでしょうか。
自分や家族を守れるのは自分だけ。会社は守ってくれません!
人手不足のパートを辞めたい時の心構え
会社の人手不足はパートには関係ない!辞めたいと伝えよう!と、気持ちが固まりましたか?
ここからは人がいないパート先を辞めたい時の、心構えを紹介します。
しっかりと心の準備をして退職を伝えないと、会社に丸め込まれズルズルと働き続けることになりますよ。
事前準備はしっかりとしておきましょう!
辞めたいと伝えるのはなるべく早く
人手不足の職場を辞めたい時に、1番気をつけたいのは『とにかく辞めると決めたら早く伝える事』
ただでさえ人手不足の職場、そこで辞める人がでると会社は次の代わりの人を探さなければいけません。
そのためには、一定期間の時間は必要ですよね。
人が足りなくて言いづらいから…とずるずる後伸ばしにしてしまうと、伝えるタイミングが退職間際になってしまって結果的には会社も迷惑してしまいます。
そんなことを避けるためにも、とにかく早めに退職したいと伝えることが大切!
例えば2ヵ月も前に辞めたいと言っておけば、もし自分が辞めるまでに代わりの人が見つからなくてもそれは会社の責任と周りも思ってくれますよね。
寸前に辞めると伝えてしまうと、あなたのせいで仕事が忙しくなったと思われてしまいがちですが、それだけ早く伝えておけば言い方は悪いですが会社に責任転嫁できちゃうかもしれません。
っていうか、本当は人手不足はもともと会社の責任なので、辞めるあなたには責任はないんですけどね
会社側もあなたを引き止めることができないなら、少しでも早く辞めることを言ってくれた方が助かると思っていますよ。
そういった意味でも、辞めると決めたならずるずると言い出さずにギリギリまで待つのではなく、早めに切り出すのがおすすめです。
辞めると切り出しにくいという場合は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
パートを辞める時の切り出し方は?上手な言い方や伝えるタイミングも!
辞めたいと伝える前に確認しておくこと
まず辞めたいと伝える前に、いくつか確認をしておいた方がいい事があります。
これをチェックしておかないと、希望の日時で辞めれない…となってしまうかも
- 契約期間が決まっている契約かどうか
- 退職時に何日前までに伝える事が決まっているかどうか(雇用契約書や就業規則を確認)
この2点をの内容によって、いつ退職できるのかが決まってきます。
基本的には…
- 契約期間がない場合…法律では14日前までに辞める意思を伝えれば退職できる。
(ただし雇用契約書や就業規則でいつまでに伝えることが決まってる場合は、そちらを優先した方が円満退社が可能) - 契約期間がある場合…基本的には契約期間内は退職できない。ただしやむを得ない理由があれば退職は可能。
このルールが適用されますよ。
期間を定めた雇用契約を結んでいない場合は、法律上「2週間前までに退職の意志を伝えれば良い(民法627条1項)」と決められています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元:e-gov法令検索(627条)
もし辞めたいと伝えてパート先で揉めたとき、自分の契約状況やこういった法律を知っているかどうかでかなり違ってくるはずです。
まずは自分がいつ退職できるのかを、しっかり確認しておきましょう!
パートを辞められるタイミングについては、こちらに詳しくまとめています。
パートを辞めると言うタイミングは退職の何日前?2週間前って本当?
引き留められた時の返事を考えておく
パート先が人手不足の状態で「辞めたい」と伝えると、「人がいないから無理!」と引き留められる可能性が高いです。
そう言われた場合どう返すのか、返事をあらかじめ考えておきましょう。
もしかしたら「君が辞めたら会社がつぶれるよ?」と脅されるかもしれないし、「1人か2人は入ってくるまでは無理だよ。年内はいてよ」とお願いされるかもしれません。
そんな時返事を考えていないとあいまいな態度を取ってしまい、丸め込まれる可能性があります。
自分のパート先の上司はどういってくるだろう?と、シミュレーションしておきましょう。
なんて言われるだろう?
退職前に要チェック!
退職後、最大28か月間も受給できる社会保険給付金があるって知ってますか?
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退職後にもらえる社会保険って、失業手当の6カ月だけだと思っていませんか?
実は退職前に準備することで、最大28か月もの間給付金を受け取れる可能性があるんです。
- 会社行きたくない
- 上司にパワハラを受けている
- 朝起きるのが辛い
- 将来が不安
こんな状態で退職を考えているなら、この制度を知っていないと損してしまうかも。
もちろんパートやアルバイトでも、社会保険に入っている人なら受給資格がある可能性があります。
会社に退職したいと伝える前に、必ずチェックしてくださいね!
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パートを辞めたいのに人手不足で引き留められた時の対処法
パート先に辞めたいと伝えたのに、人手不足を理由に引き留められた時どうすべきかまとめていきます。
パート先で明らかに人がいない場合、おそらく引き留められることは確実。
せっかく「パートを辞めたい!」と行動する決心がついたのです。
ズルズルと働くことがないよう、対処法を考えておきましょう。
対処法を知っていれば心強い♪
辞める意志は固いことを伝える
まずは人手不足とか関係ない、辞めたい!という意思をしっかりと示しましょう。
引き留めたら残ってくれるんじゃないか?と、相手に期待させないことが大切です。
パート先の上司からしたら、仕事を覚えているあなたが続けてくれたらそれに越したことはありません。
またイチからパートを募集したり、面接したりするのは面倒くさいですからね。
引き留めの言葉にまどわされないよう、しっかりと自分の意志を持ちましょう。
もし気持ちが揺らぎそうなら心の中で、
「人手不足は会社のせい。人が欲しいなら給料上げればいい。私は私を優先する!」と、唱えてくださいね。
あなたは雇用契約書や法律に沿って退職を伝えているのですから、堂々と主張して良いのです。
私は絶対やめるぞ!という強い意志を持ちましょう
会社の人事部や総務部に相談する
パート先の上司に「辞めたい」と言ったのに、聞き入れてもらえない。
「考え直してよ」と言われ話が終わってしまった。
次の一手に進めない…そんな時、会社に総務部や人事部があるならそちらに相談しましょう。
普通は直属の上司に辞めたい旨を伝え、その後人事や総務に話が進みます。
しかし上司が聞く耳を持たない場合、順番を飛ばしてもかまいません。
実際に私も、上司を飛ばして人事に言ったことがあります。
聞いてくれないなら他の人に言う!それだけです!
人事部は人手不足とか関係なくスッと処理してくれましたよ。
人事の担当者から「なぜ上司に言わないの?」と聞かれましたが、「上司に言ったけど聞き入れてもらえませんでした」と素直に言いました。
特に責められるわけでもなく「あ~なるほど」と納得してもらえて、安心したのを覚えています。
人事を挟むと上司から「なぜ自分を飛ばして言ったの?」と、責められるかもしれません。
けれど「すみません。でも話を聞いてくださらなかったじゃないですか」と言えばぐうの音も出ないはずです。
辞める時に、第三者を挟むことは勇気がいります。
上司との関係性も、少なからず悪くなってしまいますしね。
しかし話を聞き入れてくれない上司に気を遣う必要はないと思えば、心も軽くなりますよ。
正直申し訳ない気持ちもある。だけど、聞いてくれなかったじゃないか!という開き直りも必要です
労働局に相談する
強い意志で辞めたい気持ちを伝えて、さらに雇用契約書の内容や法律を出しても感情論で全く聞く耳を持たない上司。
さらに、個人の会社なので総務部・人事部がない場合はどうするかを紹介します。
そんな時はズバリ、『労基署に相談する」です。
え…労働局!?と身構えるかもしれませんが大丈夫。
会社の人事や総務に相談する感覚で考えましょう。
手順としては、都道府県の労基署に電話します。
そしてパートを辞めたいのに人手不足を理由に拒否されている、という事実を伝えます。
ただその時には必ず、今までの経緯やこれだけ伝えたけれど辞めさせてくれないという情報を持っていくようにしましょう。
労基署は直接会社へ連絡してくれたり働きかけてくれるということは、通常はありません。
ただ相談に乗ってくれて、こんな時にはどうしたらいいのかというアドバイスはくれますよ。
労基署を巻き込まないと辞められないことに、ストレスを感じるかもしれません。
しかし、そこまでしないと辞めさせてくれないパート先だということも事実です。
その怒りをエネルギーにして頑張りましょう!
もう他人を巻き込むしか方法がない!
パートを辞めさせてくれない場合の相談窓口については、こちらに詳しくまとめています。
パートを辞めさせてくれない時の相談窓口は労基だけ?法律的に辞められる方法は?
退職代行を使う
人事や総務部、労働局など第三者を巻き込むと、社内に噂が広まったり上司と気まずくなる可能性が高いです。
それでなくとも人手不足の中辞めたいと伝えただけで、社内での居心地が悪くなるかもしれません。
そうなるとあなたの心身が心配です。
ただ辞めたい!それだけなのに…
人手不足のパートを辞める時気まずい思いをしたくないなら、退職代行を使う手もありますよ。
実は私は以前、退職代行を使って人手不足のパートを退職したことがあります。
仕事の内容で上司と揉めて、退職を伝えたら人手不足もあって辞めさせてくれず…
脅迫まがいの引き止めをうけて、もう限界!と思った時に退職代行を使ってみたら、本当にあっさりと退職できたんです。
しかも次のシフトから行かずにすみましたよ。
上司や職場の人と会うこともなく退職手続きが完了し、結局一度も職場に行かず終わりました。
悩んでいた今までの時間は何だったの?というあっけなさで、本当に感動ものでした。
とはいえ退職代行はお金もかかるので、使わずに辞めれたらそれに越したことはありません!
ですがもしもの時に存在は知っておいて損はないので、1つの情報として頭の片隅に置いておいてください。
もしもの切り札があるのとないのでは、全然違いますよ!
私が実際に退職代行を使った体験談は、こちらにまとめています。
リアルな退職までのやり取りなども全部載せているので、もし興味があったら見てみてくださいね。
退職代行を利用してパートを辞めた私が選ぶ『退職代行おすすめランキング10選』もまとめています。
パート目線で選んだランキングなので、参考にしてくださいね。
パートにおすすめ退職代行ランキング10選!選び方のポイントや実際に利用したサービスは?
パートを辞めたい時人手不足は気にしなくてOK!
パートを辞めたいのに人手不足で言い出せない人は、気にせず自分の道を行きましょう。
人がいないのは会社の責任であり、あなたがやるべきは就業規則に沿って早めに退職を申し出る、ただそれだけです。
迷ったときは何が大切か、何を優先するべきなのか今一度自問自答してくださいね。
そして「パートを辞めたい!」という意思を固めたら、事前準備はしっかりと。
雇用契約書の確認と、引き留められた時の返事を用意しておきましょう。
もし引き留められたら、
- 辞める意志は固いことを伝える
- 会社の人事や総務部に伝える
- 労働局に相談する
- 退職代行を使う
辞めたい意志をしっかり伝えているのに話が進まない場合、第三者をはさむと話がスムーズです。
お世話になった会社に牙をむくようで、心が痛むかもしれません。
しかし立ち止まって働き続けるわけにもいきません。
ここは強い意志で乗り越えましょう。
パートを辞めたいのに人手不足で言い出せない、人がいないから辞めにくい、そんな人の参考になれば嬉しいです。
人手不足のパートを辞めたら損害賠償を請求されるかも?と不安な人は、こちらもお読みくださいね。
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