「出勤前に涙が止まらない」「仕事のことを考えると涙が出る」という人は会社を休むべきです。
その理由は、心身共に限界で危険な状態だから。
でも、どうして涙が止まらなくなるのかな?
このページでは涙が止まらない理由と、仕事を休む時に言いやすい欠勤理由を紹介します。
また会社を休んでも症状が良くならない時の、対処法もまとめるので参考にしてくださいね。
「涙が止まらない時は会社を休んでいい?」「なぜ泣いてしまうの?」と悩んでいる人のお役に立てたら嬉しいです。
涙が止まらないのは仕事を休む立派な理由
涙が止まらない状態は、仕事を休む立派な理由になります。
「涙が出るくらいで…」と軽く考えないでください。
ここでは涙が止まらない時に、仕事を休むべき理由を紹介します。
心身共に限界だから
「涙が止まらない」のは、心身ともに限界のサインです。
実は涙には、ストレス成分である「コルチゾール」を低下させる作用があると言われています。
コルチゾールというのは、副腎で作られるストレス対抗ホルモンのこと。
ストレスを感じると、体を守ろうとしてコルチゾールが分泌されます。
ストレス対抗ホルモンなら、分泌させた方が良いよね。涙で低下させちゃだめなのでは?
確かにコルチゾールは、ストレスに対抗してくれるホルモンですがそれは一時的なもの。
長期的なストレスを感じると過剰に分泌されるので、心身の健康に悪影響を及ぼしてしまうんです。
涙には過剰に分泌されたコルチゾールを、低下させる効果があると言われています。
「泣いたらスッキリする」というのは、涙のデトックス効果によるものだったんだね。
つまり涙が止まらないのは、体がストレス成分を出そうとしている証拠。
「理由も分からず涙が出る」という人は、無意識に相当なストレスを感じているのかもしれませんよ。
コルチゾールを分泌する副腎は、眠っている間は働きが鈍くなります。
「涙が止まらない」人は、仕事を休んでしっかり寝てくださいね。
出勤してもミスが増えるから
涙が止まらないのは、ストレスが溜まっている証拠です。
体を休ませるのも大切ですが、休むべき理由は他にもあります。
というのも、心身ともにボロボロの状態で出勤しても仕事のミスが増えるだけなんですよね。
体が万全じゃないと注意散漫で作業が遅くなるし、周りに迷惑もかけてしまいます。
ミスしてもカバーできればいいのですが、調子が悪いと失敗に失敗を重ねてしまう可能性もありますよね。
すると一段と落ち込んでしまい、負の連鎖が起こってしまいます。
一緒に働く職場の仲間のためにも、体調が悪い時はしっかり休んで整えることが大切ですよ。
仕事を休む事=悪いことではありません。
仕事の事を考えると涙が止まらない理由
「仕事のことを考えると涙が出る」「朝から涙が止まらない」のは何故なのでしょうか。
ここでは「涙が止まらなくなる原因」や、症状が出やすい人の特徴を紹介します。
涙が出る原因を解明しましょう。
悩みを抱えているから
涙が止まらない人は、何かに悩んでいる可能性が高いです。
例えば、以下の悩みはないでしょうか。
- 職場の人間関係
- 仕事内容
- 環境の変化
- 子供・旦那のこと
- ○○ロス
職場の上司や先輩、同僚と上手くいっていないとストレスが溜まりますよね。
やりたくない仕事をしている場合や、人手不足で休めない環境にストレスを感じている人も多そうです。
職場の悩みは改善が難しいから厄介ですよね。
転職や引っ越し、妊娠など自分を取り巻く環境が変わった人もストレスを感じやすいです。
また子供の教育や、パートナーとの関係性でストレスを感じることも多いのではないでしょうか。
そして○○ロスというのは、何かを失った喪失感によるストレスです。
例えば大切な人やペットとの別れは、いつか来ると分かっていても耐えられるものではありません。
プライベートな悩みは周りに相談しにくいし、溜めこんでしまいがちだよね。
上記で紹介したような悩みがある人は、ストレスで涙が止まらなくなってしまう可能性があります。
そして複数の悩みが重なって、精神的に追い詰められているかもしれません。
自分を取り巻く環境や変化を思い出して、悩みの種を考えてみてくださいね。
ストレスを発散できていないから
涙が止まらない人は、ストレスを発散するのが上手ではないのかも。
同じストレスを感じても発散するのが上手な人は、次の日にはケロッとしていますよね。
自分に合ったストレス発散法を見つけましょう。
おすすめのストレス発散方法
- 運動する
- 美味しいものを食べる
- 友達とおしゃべりする
- 旅行に行く
まずウォーキングやジョギングなど一定のリズムを刻む運動は、幸せホルモン(セロトニン)を増やすのに効果的だと言われています。
しかも約20分間の運動をすれば、12時間セロトニンによる幸福感が感じられる…という研究結果もあるんですよ。
セロトニンは、甘いものを食べても分泌されます。
スイーツを食べて得られるセロトニンは、持続時間こそ短いですが、手軽に幸福感を味わえるのでおすすめですよ。
また友達と愚痴を言ったり笑うことも、ストレス発散になるんです。
というのも、笑うと副交感神経が優位になりホルモンのバランスが整うから。
笑うと大量の酸素が脳に取り込まれて、体の細胞も活発化します。
普段の何気ない行動もストレス発散になるので、自分にあった方法を見つけてくださいね。
共感性が高いから
共感性が高い人は、人よりストレスを感じやすいので要注意。
例えば、
- 職場で怒られている人がいると自分もしんどい
- 事件や事故のニュースを見ると辛い
- 病気の人を見ると苦しくなる
など、自分自身が体験したことではないのに、共感して精神的に疲れてしまう人もいるのではないでしょうか。
パワハラやいじめを見ているだけで、しんどくなってしまいますよね。
共感性が高い人は上手に回避しないと、精神的な疲労で頭がパンクしてしまいますよ。
- ストレスのある環境から逃げる
- ニュースを見ないようデジタルデトックスする
- 一人で抱え込まずに人に話す
悪口やいじめのある環境からは、逃げるのが一番。
たとえ矛先が自分に向けられていなくても、その環境にいるだけでストレスが溜るので、一刻も早く抜け出しましょう。
そして、一人で抱え込まず誰かに話すことも大切です。
悩みを共有することで安心感も得られるし、自分では気づかないアドバイスを貰えるかもしれません。
感受性が高い人は、ストレスから自分を守ってくださいね。
人に頼れない・相談できないから
完璧主義の人は、人に頼ったり相談できないためストレスを溜めがちです。
「できて当たり前」「ミスは許されない」と思っているので、いつも神経を張り詰めた状態なんですよね。
完璧にこなすのは良いことですが、人に相談したり頼ることも大切ですよ。
いつも緊張状態では体も持ちません。
相談されたり、頼られたりすることで人間関係がうまくいくこともあるし、少し抜けている人の方がとっつきやすかったりしますよね。
「全部自分でやらないと」「人に迷惑をかけてはいけない」と一人で抱え込まず、一度誰かに頼ったり相談してはいかがでしょうか。
自分も心が軽くなるし、周りの人との距離感も変わってくると思いますよ。
涙が止まらない!仕事を休む時の欠勤理由
「涙が止まらない」ほどのストレスを感じているなら、仕事は休むべき。
けれど正直に「涙が出るので休みます」と言うのは、おすすめできません。
説明に時間がかかるし、最悪分かって貰えないかもしれないよね。
ここでは涙が原因で仕事を休む時、言いやすい欠勤理由を紹介します。
体調不良
体調不良は、言いやすい欠勤理由です。
- 吐き気が酷くトイレに籠っている
- めまいで立っていられない
- 腹痛で動けない
- 腰が痛くて動けない
- 38度の熱が出た
上記のように「出勤できない状況」を上手に説明するのがおすすめ。
ポイントは「立っていられない」「起き上がれない」など詳細を伝えることです。
出勤しても戦力にならない事を伝えれば、スムーズに休めますよ。
どれも言いやすい症状ですが「発熱」は季節によって、検査や通院が必要になるため要注意。
例えばインフルエンザや感染症が流行している時期は、検査の結果を求められるため他の理由にした方が気が楽ですよ。
基本的に「涙が止まらなくて」と正直に言わなければ、どんな体調不良でも大丈夫です。
自分が言いやすい症状にしてくださいね。
家庭の事情
体調不良と同じく、家庭の事情も言いやすい欠勤理由です。
自分の体調不良を言いたくない人は、子供や家族を理由に休むのがおすすめですよ。
例えば、
- 子供の体調不良
- 親の通院の付き添い
- 親の介護
子供や親の看病は言いやすいし、会社も納得せざるを得ない理由です。
自分が体調不良になったわけではないので、病人のフリも必要ないし、体調管理不足も責められないのでいいですよね。
第三者を理由にすると気が楽です。
ただし子供の学校が同じママが職場にいる場合は、嘘がバレるかもしれないので要注意。
詳しく話し過ぎると墓穴を掘る可能性があるので、気を付けてくださいね。
涙が止まらない以外で仕事を休むべき症状
仕事を休むべきは「涙が止まらない」時だけではありません。
ここでは仕事を休むべき、危険な体調不良を紹介します。
涙は出ないけど、別の症状はある…という人は参考にしてください。
不眠症
「疲れているのに眠れない」など、睡眠障害が出ている場合も仕事を休んだ方がいいですよ。
睡眠は健康に欠かせないし、前章で説明したストレスホルモンの働きも眠っている間は鈍いため、しっかり寝ることが大事なんです。
また不眠症と言っても症状は様々で、以下のような症状がある人も要注意。
- 途中で目が覚めて、二度寝できない
- 朝早く目が覚めてしまう
- 寝た気がしない・眠りが浅い
- 決まった時間に起きられない
これらの症状が数日続くと日常生活に影響を及ぼします。
不眠症をきっかけにうつ病になる人も多いため、眠れない日が続いた時は、仕事を休んで寝てくださいね。
食欲がない
睡眠と同じく、健康でいるためにかかせないのが「食欲」です。
ご飯を食べないと力も出ないし、栄養状態も悪くなるため「食欲がない」というのは、かなり危険な状態なんですよね。
実は精神的なストレスが続くと食欲をコントロールする【摂食中枢】が鈍くなり、食欲が低下してしまうんです。
- 今まで美味しいと感じていたご飯が美味しくない
- すぐにお腹がいっぱいになる
- 食後に気持ち悪くなる
食に変化があったら要注意です。
食欲がない人は【うつ病】の可能性もあるので、まずは仕事を休んで休養すること。
食欲不振が長く続くようなら、通院するなど早めの対処が必要ですよ。
吐き気・めまい
吐き気・めまいがある人も、ストレスが溜まっているので仕事を休むべきです。
吐き気やめまいは、ストレスと無関係に感じますが、そんなことはありません。
ストレスで自律神経が乱れると「胃腸の働きが悪くなったり」「胃酸が過剰に出る」ので、吐き気を催してしまうんです。
同時に腹痛や下痢になる人もいます。
胃酸が過剰に分泌し続けると、粘膜を傷つけて「急性胃炎」や「胃潰瘍」になる可能性もあるので要注意。
まためまいも同様で、ストレスを感じるとバランス感覚を保つ三半規管が異常をきたします。
酷くなると「メニエール病」を誘発し、何度も繰り返してしまうので早めの対処が大切です。
吐き気がめまいがある時も、軽く考えずにしっかりと休養をとってくださいね。
涙が止まらない…仕事を休んでも改善しない時の対処法
涙が止まらない時は、仕事を休んで体を休ませることが大切です。
けれど、会社を休んでも症状がよくならない場合もありますよね。
そういう時はどうすればいいんだろう。
ここでは、仕事を休んでも症状が改善されない時の対処法を紹介しますね。
通院する
仕事を休んでも症状が良くならない場合は、病院に行った方がいいです。
というのも、数日休んでも改善されないということは、重症化している可能性もあるから。
病院に行かずそのまま働き続けると「うつ病」になるかもしれないし、病気になってから完治するのは大変です。
心療内科や精神科に行ってみましょう。
病院に行って何もなければそれで良いし、精神的なストレスを感じていると診断されたら、それに向けての解決策が練られますよね。
また客観的な意見が聞けますし、症状を誰かに話すだけでも心が軽くなりますよ。
「自分はどういう状況なのか」を把握するためにも、病院にいってみてはいかかでしょうか。
給付金を申請して退職する
「仕事から来るストレスで涙が止まらない」「会社を休んでも改善されない」場合、退職するのがおすすめ。
職場の人間関係や仕事内容・環境にストレスを感じているなら、その状況から離れるのが一番ですよね。
そうは言っても退職って簡単なことではないし…
確かに退職は人生においても大きなイベントだし、生活のことや転職先が見つかるかなど不安も大きいです。
そんな人はぜひ「傷病手当を申請してから退職」してください。
傷病手当を申請すれば退職後に最長18ケ月間、合計で300万円以上のお金が貰えるんです。
毎月10万以上貰えれば、焦って転職先を探す必要もないし、貯金がなくても仕事を辞めることができますよね。
でも傷病手当ってケガや病気で働けない人の給付金では?
勘違いしている人も多いですが、傷病手当はメンタルの不調がある人も支給対象です。
そのため、
- 会社に行きたくない
- 上司に会いたくない
- 朝起きれない
- 寝ても疲れが取れない
など、上記のような精神的ストレスからくる症状でも申請することができるんです。
つまり「涙が止まらない」人も対象になるってことですね。
辛い仕事を我慢して続けるか、給付金を貰って休むかなら、ほとんどの人が後者を選ぶはず。
もちろん貰うための条件はありますが、下記のようにハードルが低いので安心です。
- 社会保険に加入していること
- 退職日まで2週間以上あること
- 転職先が決まっていないこと
- 20歳~59歳までであること
しかも傷病手当の支給が終わった後、続けて失業保険の受給もできるので、お金の不安なく転職活動をすることもできます。
失業保険と組み合わせると、最長28カ月貰えます。
ここまで魅力的な傷病手当ですが、注意したいのは【退職前】しか申請できないということ。
退職後は申請できないため、仕事を辞める前に手続きを終わらせなければいけません。
申請条件や手続きが不安な方は、事前に調べておいた方がいいですよ。
傷病手当の条件や申請手順については、別の記事で詳しく説明しています。
勧誘なしで、無料参加できるWEB説明会の案内もしているので参考にしてください。
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「涙が止まらない」は仕事を休む理由になる!酷くなる前に対策を
涙が止まらないのは、心身ともに限界のサインなのですぐに仕事を休むべき。
会社を休む理由は「体調不良」や「家庭の事情」がおすすめですよ。
もし休んでも症状がよくならない時は、退職も考えてください。
退職は勇気のいることだし、お金や転職先の不安も大きいですが、給付金を申請すれば長期間休養できます。
まずは申請条件や手順などを確認して、自分が対象になるか確認してみてくださいね。
「涙が止まらない時は会社を休んでいい?」「なぜ泣いてしまうの?」と悩んでいる人のお役に立てたら嬉しいです。
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