仕事をしながらの妊活がなかなかうまくいかなかったりすると、仕事を辞めた方がいいんじゃないか?って思ってしまいますよね。

けど妊活で仕事を辞めるのってアリなのかなぁ?
それに辞めるとなると、なかなか勇気が出ない!
こんな風に悩んでいる人って本当に多いんです。
結論から言えば、妊活するために仕事を辞めるのはアリです!
タイムリミットがある妊活なので、ずるずるとなやんでいても後で後悔しかねませんよ。
ただし辞めたから必ずうまくいくという保証はないので、しっかりと気持ちの整理をしてから決断するのがおすすめです。
この記事では妊活で仕事を辞める勇気が出ない人に、背中をそっと押すような考え方をお伝えしますね。
またどうしても仕事を辞める勇気が出ない、辞められないという人に、妊活と仕事を両立させる方法もご紹介していますよ!

仕事を辞めても辞めなくても、安心して妊活ができるようにしっかり準備をしていきましょう。
妊活で仕事を辞める勇気が出ない理由

妊活で突然早退や欠勤をしなくてはいけなくなったりすると、ストレスもたまりますよね。

会社にも迷惑かけちゃうし、いつまで続くのかもわからないから辛い!
でもいざ辞めるとなると勇気が出なくて、辞めたい気持ちを引きずったままズルズル仕事を続けてしまう…。
いつまでも悩んでいるのは、妊活にもあまり良くないですよね。
そもそも妊活で仕事を辞める勇気が出ないのはなぜでしょうか。
理由を知ることによって、気持ちの整理ができることもあります。
自分にあてはまる理由があるか確認してみてくださいね。
収入が不安
1番大きな理由が、この収入面での不安だと思います。
特に家計においてあなたの収入に頼る部分が大きい場合、不安で仕事を辞める勇気なんて出ませんよね。
妊活自体もお金がかかるものですし、もちろん妊娠出産となれば子供を育てるにもお金がいります。
収入を減らしたくないという人は、仕事を辞める気にはなかなかなれないでしょう。

本当は辞めたいけど、収入が0になってしまうことを考えるとなかなか勇気が出ない!
育休や産休が取れなくなる
もし退職せずに授かることができれば、育休や産休がもらえる人も多いはず。
けれど退職することで、それがもらえなくなってしまうというのも勇気が出ない原因になりますよね。

もらえることなら、やっぱり育休手当はもらいたいですよね…
出産後も1年や2年もの間、給料の何割かがもらえるというのはかなり大きいです。
このまま退職せずに妊娠できればそれがもらえると思うと、なかなか辞めるという勇気が出ないのも事実です。
職場に迷惑がかかる
あなたがプロジェクトメンバーだったり重要なポストについている場合、職場に迷惑がかかるから辞められないということもありますよね。
そもそも人手が足りない職場も、辞めるとは言いづらいものです。
また1度辞めてしまうと、妊娠したら戻って来れるというわけでもありません。
やりがいがある仕事や好きな仕事の場合だと、なおさら決断できないんですよね。

妊娠して辞めるならまだしも、妊娠するための治療で辞めるというのは気が引けてしまうかも。
男性の上司に言いづらい
退職の意思を伝える相手が男性上司であった場合、「妊活するため辞めます」とはなかなか言いづらいですよね。
最近は不妊について理解がある男性もいますが、それでもまだまだ世間にはそんなことを知らない男性が多いのも事実。
退職する理由を「一身上の都合」で押し通すことも可能かもしれませんが、嘘をついている後ろめたさから退職の意思を貫くことが難しくなる場合もあります。

女性上司であっても必ず理解を得られるとは限らないし、妊活で辞めると言うのは勇気がいるなぁ。
キャリアが途絶える
これまで積み上げてきたキャリアを途絶えさせたくないという理由で、退職に踏み切れない人もいます。
バリバリと仕事をしてきた人であれば、妊活で早退や欠勤・有給をとるのも抵抗があるのではないでしょうか。
休職という手もありますが、上司や人事に理由を話す必要がありますし、いつまでという時間制限もあるので妊活にはかえってストレスがかかります。

仕事か子供かって、無事生まれてからも女性につきまとう問題なんですよね。
妊活一本に絞ることによるプレッシャー
仕事を辞めるということは、妊活に集中するということになります。
四六時中妊娠のことばかり考えてしまって、それがかえってストレスになりそうと不安に感じる人もいますよね。
「仕事を辞めたからには絶対妊娠しなくては」と自分を追い込んでしまって、逆に精神的に不安定になってしまっては意味がありません。

仕事をすることによって妊活から気をそらすことができるから、仕事を辞める勇気が出ないということもあるのね。
妊活で仕事やパートを辞めるのはアリ?メリットとデメリット

妊活を理由に仕事を辞めるのはアリかどうか、結論から言うとアリです。
妊活は治療を受けるタイミングがとても大切なものなので、その日にどうしても病院に行かなければならないということが起こりますよね。
治療の都合で仕事を早退したり休んだりしなければならないことが苦痛で、辞めたいと感じる人が多いのも当たり前です。
正社員とパートでは仕事を辞めた時のメリット・デメリットが変わってくるので、それぞれみてみましょう。
正社員を辞めた場合のメリットとデメリット
まずは正社員を辞めた場合の一番の大きなメリットは、仕事と妊活の板挟み状態から解放されることでしょう。
でも正社員を辞めた場合のデメリットは、一度失ったら取り戻すことが難しいものが多いんです。
メリット
妊活って頻繁に病院に通わなければならないものなので、仕事を辞めることによっていつでも治療を受けることができるのは妊活においてもアドバンテージが高いんです。
仕事のストレスから解放されることも、ストレスがない方がいい妊活にとっては良いことでしょう。
また仕事を続けながらの妊活は、治療の都合で早退や休みをとらなければならないことがあるので、繰り返していると「あの人もしかして…」と勘繰られる可能性はあります。
いっそ仕事を辞めてしまえばそうした不安はなくなりますよね。
デメリット
ただし正社員で稼ぐ給料は数十万円単位のものですし、ボーナスもなくなると考えるとかなりの減収になります。
家賃の高い部屋に住んでいたりすると家計がひっ迫してしまうので、辞めた後の家計シミュレーションはしておかなければなりません。
またこれまで積み上げてきたキャリアも、辞めたら途絶えることになります。
妊娠、出産、育児後に元のキャリアに戻るのは難しいので、それなりの立場にいる人にとっては悩ましいところです。
辞めてしまうと産休・育休も使えなくなるのも、もったいないですよね。
これまでフルタイムで働いていたのがずっと家にいることになり、大きく生活が変わることによってストレスになる人もいます。
パートを辞めた場合のメリットとデメリット
正社員と異なりパートはもう少し気楽な立場ではありますが、パートを辞める場合にもメリット・デメリットがあります。
メリット
家庭の事情で比較的自由に早退や休みがとれるパートではありますが、治療のたびに申し出るのはだんだん言いづらくなるんですよね。
急遽決まる予定なので、そのたびにシフトを調整してくださいと伝えるのも精神的にストレスになってしまいます。
パートを辞めてしまえば治療の都合に合わせて急な早退や休みをとる必要がなくなり、職場に迷惑をかけることもなくなります。
デメリット
パートを辞める時の一番のデメリットも、やはり収入がなくなることでしょう。
パートを辞めることによって不妊治療費の捻出が難しくなるようでは、辞めることは難しいですよね。
またパートを辞めて家に引きこもってしまい、家族以外の誰とも話をしないなんてのも地味に辛いもの。
パート仲間と何気ない会話をするだけでも気分転換になっていたことを思い知ることになるかもしれません。
後悔しない妊活をすることが大切
正社員にしろパートにしろ、仕事を辞めるのは妊活で後悔しないようにするためです。
悔いの無い妊活をするために最善の努力をしたいと願うのは、自然なことではないでしょうか。
とはいえ仕事を辞めたことによって、妊活もままならなくなるようでは本末転倒です。
自分にとってどの選択が最善なのか、夫婦でもよく話し合って決めていければいいですね。
妊活で仕事を辞める不安とその解消法

妊活の為にいざ仕事を辞めるとなった時、いろんな不安もあるかと思います。
ここではそうした不安の解消法をご紹介しますね。
家計を見直してみる
仕事を辞めて収入が減っても大丈夫かどうか、家計を見直してみましょう。
普段家計簿をつけている人なら、削減できる支出があれば一目瞭然ですよね。
もし家計簿をつけたことがないなら、一ヶ月でもいいので細かくつけてみてください。
意外と「ちょっとした無駄遣い」が家計を圧迫していることもあるんですよ。

「新発売」とか「期間限定」なんて書かれていると、私もつい手にとってしまうんだけど、こういう衝動買いも無駄遣いのうちなんですよね~
もし辞めたら家計が厳しいのであれば、辞める前に貯金をしておく手もあります。
また今後受けるであろう不妊治療の費用も、どれくらいかかる予定なのかをしっかりと計算しておくのもおすすめです。
節約に努める必要はありますが、しばらく生活も治療もできる程度の蓄えがあれば安心ですよね。
妊活仲間を作る
仕事を辞めると孤独に陥りがちですが、SNSで妊活仲間を作ると心強いですよ。
様々な情報も手に入りますし、励まし合うことによって辛い妊活も続けていくことができます。

ハッシュタグ「#妊活」などで検索してみると、大勢の妊活仲間がヒットしますよ!
無理に仲良しになる必要はありません。
けれど自分と同じように頑張っている人がいるんだとわかるだけでも、自分だけじゃないって孤独感がやわらぐものなんです。
ただしSNSなどでは、今まで一緒に妊活を頑張ってきた人が先に妊娠してしまって、自分だけ取り残されてしまうような気持ちになることもあります。
一緒に妊活をがんばってきた仲間の妊娠を素直に喜べるかどうか、自分の正直な気持ちを一番大切にしてくださいね。
復職に役立つ資格を取る
仕事を辞めてキャリアが途絶えてしまったと考えるより、新しい資格を取得するための時間と考えるのもアリです。
例えばこんな資格がオススメです。
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)資格
- 日商簿記検定
- 医療事務(主な職場:病院や診療所)
- 調剤薬局事務(主な職場:調剤薬局)
- 介護事務(主な職場:介護施設)
- 登録販売者(主な職場:ドラッグストアや小売業)
- 介護職員初任者研修(主な職場:介護施設)
妊活中は通院に忙しいとはいえ、暇と思えるほど時間が有り余ったりすることもあります。

妊活の隙間時間を再就職に有利になるような資格取得の勉強時間にあてれば、仕事と妊活を両立させているといえなくもないですよね!
妊活にばかり気がとられるのも辛いですし、復職へ不安があるならなおさら将来に役立つ資格取得に挑戦です!
前向きな気持ちは妊活のストレスも払拭してくれることでしょう。
在宅ワーク
収入が不安であれば、在宅ワークで稼ぐという手もあります。
パート収入程度の月数万円程度であれば、複数の在宅ワークをかけもちすれば実現可能ですよ。
- データ入力
- リモート経理
- 通信教育の採点スタッフ
- WEBライター
- ブログ広告収入
- SNS運用スタッフ
- ハンドメイド販売
- ハンドメイド作成代行、etc…
こうした仕事を在宅ワークで請け負いたい場合は、クラウドワークスやランサーズでお仕事探しができます。
ハンドメイドが得意な人は作った作品をminne(ミンネ)やCreema(クリーマ)で販売して利益を得ることができるかも!

好きなこと得意なことで稼げるのって夢がありますよね!
在宅ワークは妊娠中や出産後も続けやすいのでオススメですよ♪
妊活と仕事を両立させる方法

どうしても仕事を辞めたくない、辞められない人は、妊活と仕事の両立を目指しましょう!
妊活と仕事を両立させる方法についてご紹介しますね。
上司に妊活していることを話す
まずは思い切って、上司に妊活していることを話しましょう。

妊活を成功させるための1番の鍵になりますからね!
もともとある休みの中で、タイミングが合う時だけ病院に通って妊活しようと思っても、なかなかうまくはいかないです。
また理由を告げずに突然の遅刻や早退、欠勤が増えてしまうのも、心苦しいですしストレスになってしまいますよね。
全力で治療に専念するためにも、前もって早退や休みをとらなければならないことがあることを伝えて協力をお願いしておくと安心です。
プロジェクトメンバーから外されるといったことがあるかもしれませんが、妊娠・出産ともなればそうしたメンバーに入っているのはかえって迷惑になります。
妊活は出産・育児の準備期間なのですから、仕事をセーブするのは当然と思っておけば気が楽ですよ。
タイムリミットを作る
なかなか妊娠できなくてイライラやストレスがたまる一方となれば、妊活にも仕事にも悪影響を与えかねません。
「妊娠したら」という仮定はとてもあいまいなので、妊活と仕事を両立させる苦労をいつまで続ければよいのかと疲れてしまうんです。
「妊活はあと1年!」とタイムリミットを作れば先が見えるので、ここまでは頑張ろうという気になれます。

もしタイムリミットまでに妊娠できなかったら、またその時にどうするか考えればいいですよね。
ワンステップ上の治療を受ける
妊活にはいくつかステップがあります。
最初に受けるタイミング法で妊娠できなかった場合は、少しずつ高度な治療へとステップアップしていきます。
ステップアップするタイミングは病院によって異なりますが、3回トライしてダメだったら次の方法、5回トライしてみてダメだったらまた次へという具合なので、最低でも3ヶ月~半年以上かかるのが通常。

また加齢も不妊の大きな原因なので、時間がかかればかかるほど妊娠しづらくなるんですよね。
ステップアップを待つのではなく、最初から1つ上の治療を希望すればより妊娠確率の高い妊活が可能となります。
つまり仕事と妊活を両立しなければならない期間を、短くすることができるということなんです!
妊娠はなるべく自然にしたいと考える人もいますが、医療の力を借りることは悪いことではありません。
早く妊娠できれば結果的には妊活にかかる費用の節約にもなるので、妊活を短期間で終わらせたいと思うのなら最初からワンステップ上の治療を受けるのも視野にいれてみてはいかがでしょうか。
妊活とパートを両立させた友人の体験談

私の友人にパートを続けながら妊活をして、無事妊娠・出産をした人がいます。
彼女の体験談をご紹介しますね!
私は事務のパートを週4日していました。
働き始めてしばらくしてから不妊治療を受けることになり、シフトの無い日を通院日にあてたりしていました。
タイミング法で治療していましたが妊娠できず、人工授精へステップアップすることになると、病院から「この日に来院して」と言われるようになりました。
最初は職場には黙って早退や有給をとって通院していましたが、毎週のこととなると事情を話しておいた方がいいと思い、上司に「実は不妊治療をしているので、これからも早退や有休をいただくことが多くなると思います」と伝えました。
男性の上司でしたが優しく理解のある人だったので、「そうか、わかりました。がんばってね」と承諾してもらえました。
誰も妊活について聞いてこなかったので、上司から周りの同僚に私が妊活していることの説明があったかはわかりません。
私と同じ仕事をしているパートはもう1人いましたがとても穏やかな人で、急な早退や有給にも嫌な顔ひとつしませんでした。
元々そんなに忙しい部署でもなく、1人でもまわすことができるからだったかもしれません。
それから治療のため通院しなければならない日があると事前に上司にその旨を伝え、希望通りに早退や有給をとらせてもらい不妊治療を続けました。
パートを辞めずに済んだので、治療費のことを心配する必要がなかったのは心強かったです。
ただ急に「この日に注射に来て、3日連続で」などと医者から指示が出ると、3日連続で早退せざるをえなくなったりもしました。
さすがに言いづらかったですが、上司に伝える時に「医者にそう言われまして」と言葉を添えることによって「なら仕方がないよね」という空気になったのは良かったです。
人工授精6回目で無事妊娠することができ、妊娠8か月目まで働いたのちに円満退職することができました。
不妊治療をしていたことを知っていた上司は「辞めてしまうのは寂しいけれど、元気な赤ちゃんを産んでね!」と私を送り出してくれました。
彼女の話をきいて妊活と仕事を両立させるポイントは「上司の理解」かなと感じました。
周りの人も妊活のことを知っていたかもしれないけれど、早退したり休んだりすることを責めたりすることはなかったというのも職場の温かさを感じますね。

職場環境に恵まれていただけでなく、ちゃんと上司に報告して理解してもらったという行動もあってのことかなと思いました!
妊活で仕事を辞めるのはアリ!後悔しない選択をしましょう

後悔のない妊活をするために、妊活で仕事を辞めるという選択肢もありだということをお伝えしてきました。
仕事を妊活の為に簡単には辞められないと思うのは、みんな同じです。
ただタイムリミットがある妊活なので、自分が後悔しない選択をしてくださいね。
辞める勇気が出ない時は、仕事を辞めるメリットとデメリットのどちらが自分にとって重要か、しっかり見極めてから決断しましょう。
妊活と仕事を両立させたいのなら、上司に相談するなどして1人で抱え込まないことがコツですよ。

実際に妊娠したら出産・育児休暇をもらうことになりますよね。
事前に仕事をセーブしておくことができるから、上司や同僚にとってもあらかじめ妊活していることを知っておくのは悪いことじゃないかもしれませんよ!
大切なのは自分の気持ちと体です。
自分が1番納得できる選択をして、悔いのない妊活をしてくださいね!
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