いざパートの求人に応募しようとして履歴書を書こうとしたけど、職歴が多すぎて書ききれない!
そんな場合はどうしたらいいのでしょうか?
書ききれない場合は省略しちゃってもいいのかなぁ?
履歴書は自分をアピールする大切な書類。
なるべく省略せずにきちんと書きたいものです。
この記事ではパートの履歴書に職歴を書ききれない時の対処法についてご紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね!
パートの履歴書に職歴書ききれない時の7つの対処方法!
まずは履歴書の書き方の基本ルールをおさえておきましょう。
- すべての職歴を記載する
- 履歴書は1枚にまとめる
- 「○○株式会社」と会社名は正式名称を記入する
職歴がどんなに多くても、すべての職歴を記載しないと経歴詐称になる可能性があります。
とはいえ、すべての職歴を書くために履歴書を2枚使うのはNG。
職歴欄が狭いからという理由で、社名を勝手に省略してしまうのもNGです。
会社名は株式会社○○、有限会社△△など、正式名称で記入するのが基本ルールです。
さて、こうした基本ルールをふまえて、職歴が多くて書ききれない場合の対処法についてご紹介していきますね!
職歴欄の大きい履歴書を選ぶ
履歴書の書式はA4サイズ1枚、A3サイズ見開き1枚のタイプなど色々あるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
最近は転職が多い人も多いので、もともと職歴欄が大きい履歴書もあるんですよ。
学歴と職歴が同じ欄になっているデザインなら、職歴をたっぷり書くことができるのでおすすめです。
履歴書なんてどれも同じだと思っていたけど、自分に合った書きやすいものを使うのが大切なのね。
学歴を省略して職歴欄を増やす
学歴を小学校から書く人がいますが、基本は高校から書けば十分。
もっと省略したければ、最終学歴から書きだしてもいいでしょう。
先に述べたような学歴と職歴が同じ欄になっているデザインの履歴書なら、学歴を省略することによってたっぷり職歴を書くことができますよ!
放送大学など通信制大学も、学位取得して卒業すれば最終学歴として認められます。
・○○大学○○学部○○科(通信教育課程卒業)
・放送大学 教養学部教養学科(○○コース)
といった表記で大卒と同じ学士として学歴に記載することができます。
1つの企業に対する入社と退職は1行にまとめる
1つの企業あたり1行、を心掛けましょう。
入社と退職を1行にまとめた書き方例は以下の通りです。
令和○年4月 ○○株式会社 入社(令和○○年3月 一身上の都合により退職)
入社年月の後に、かっこ書きで退職年月と退職理由を記載すればOK!
どこに配属されたといった配属部署名まで記載する必要はありません。
これだけでもかなりすっきりとした履歴書になりますね。
部署異動や業務内容は省略する
履歴書の職歴欄では、企業名と入社・退社の年月だけで基本OKです。
職歴欄に部署異動や業務内容を書くパターンもありますが、履歴書の限られた枠内におさめるためにそこは省略しましょう。
詳しい職歴については別に職務経歴書を活用する方法がありますが、パートの採用面接で提出を求められていない場合はあえて用意する必要はありません。
パート応募書類に職務経歴書がなかったら、履歴書の職歴欄におさまるように書けば良いってことね!
ただし職歴が多すぎて履歴書に書ききれない、詳しくアピールしたい職歴があるといった場合は、職務経歴書を添えてもOKです。
「現在に至る」「以上」を1行にまとめる
履歴書の職歴欄の最後は「現在に至る」「以上」をそれぞれ1行ずつ記載するのが基本ルールです。
でもそれだと2行も使うことになるので、「現在に至る」「以上」を1行にまとめてしまってもOK!
その場合は「現在に至る」を左寄せ、「以上」は右寄せにして書きましょう。
現在に至る(左寄せ) 以上(右寄せ)
パートやアルバイトの職歴はまとめてもOK
パートやアルバイトの職歴は、職業ごとにまとめることができます。
例えばこんな感じです。
- 平成○年~平成△年の間に、飲食店のパートとして2社に勤務
- 平成○年~平成△年の間に、アルバイトとして主にアパレル業の3社に勤務
もしくはパートやアルバイトの職歴は書かずに省略してしまうという手もあります。
パートやアルバイトの職歴はアピールポイントにならないと判断したなら、省略しても大丈夫ですよ!
ただし今回応募する職種と同職種のパートやアルバイトの場合は、なるべく書いたほうが経験者と思ってもらえるのでいいですね。
直近の職歴以外は「別紙参照」とする
履歴書の職歴欄には直近の2、3社のみ記載して、残りは別紙つまり職務経歴書に書くという方法もあります。
その場合、履歴書の職歴欄の最後に省略した職歴と「詳しくは職務経歴書に記載しております。」の一文を添えましょう。
書き方の例は以下の通りです。
平成○年4月 ○○株式会社 入社(平成△年3月 一身上の都合により退職)
平成△年4月 △△株式会社 入社(平成□年3月 一身上の都合により退職)
令和□年4月 □□株式会社 入社(令和☆☆年3月 一身上の都合により退職)
現在に至る
※大学卒業後、平成○年3月まで3社に在籍。
詳細は職務経歴書に記載しております。
「詳しくは職務経歴書に記載しております。」とした場合は、例えパート採用面接の時に提出が求められていなかったとしても、職務経歴書を作って履歴書に添えるようにしましょう。
パートの履歴書で気になることQ&A!
パート応募時の履歴書を書く上で、これって本当はどうなの?といった疑問にお答えしていきます。
採用してもらいやすい履歴書を書くコツにもつながるので、しっかりチェックしてくださいね。
転職が多いと書類選考に不利?
そもそも履歴書に書ききれないほど転職が多い人というのは、採用に不利なのでしょうか。
答えはYESともNOとも言えません。
例えばキャリアアップに必要な転職だったり、結婚や転居によるやむをえない転職の場合は「前向きな転職」として受け止めてもらえます。
けれど履歴書の職務欄には詳しい退職理由は書けないので、「転職回数が多い」といった表面だけの判断で書類選考に落とされてしまう可能性はあります。
なんでこんなに転職回数が多いのだろう?職場で問題を起こしやすい人なのだろうか?うちの職場もすぐ辞めてしまうのでは?なんて余計な疑惑をもたれかねないですよね・・・。
転職回数が多くて書類選考に不利かもと不安なら、職務経歴書に「キャリアアップのため」「結婚に伴う転居のため」といったポジティブな退職理由や、『介護のため』『閉店・倒産のため』などやむを得ない理由だとわかるように書いておくことをおすすめします。
職歴に空白期間が多いと不利?
「ブランクが長い人は採用されづらい」って、よく耳にしますよね。
これまで働いていなかった人が急に働き始めて大丈夫なの?と雇い主が不安を感じるからなのだそうです。
つまり答えはYESです。
でもパート面接の時に「ブランクの長い主婦に対する悪いイメージ」を払拭してしまえば良いだけのことなので、あまり気にしないようにしましょう。
やる気があること、シフトに柔軟に対応できること、知識やスキルを最新のものにブラッシュアップしておくこと、そして久しぶりとはいえビジネスマンとしての身だしなみと言動を心がける、といったことを気をつけて面接に挑むように。
ブランクの長い主婦が久しぶりにパートに出るにあたり、働く自信のつけ方や面接のコツについてまとめた記事がありますので、合わせてお読みくださいね。
ブランク20年でもパートOK!ブランクのある主婦が働く自信をつける5つのコツ
パートの履歴書に職歴を全く書かないのはなし?
職歴がまったく書かれていない履歴書というのも、雇い主にとっては不安要素でしかありません。
パートやアルバイト経験しかなかったとしても、それを正直に書くようにしましょう。
もし企業に正社員として勤めた経験があるにも関わらず職歴に書かなかった場合、経歴詐称になることがあるので気をつけてください。
履歴書や職務経歴書に嘘は絶対書かないってことね!
勤めていた会社名や期間を忘れてしまった場合は?
きちんと正社員として働いていたのであれば、ハローワークで雇用保険の加入履歴を調べれば勤めていた会社名と在籍期間を調べることができます。
なんていう会社だっけ?なんて忘れちゃうこともありますよね…
けれどパートやアルバイトなど短期労働であった場合は、「平成○年からパートとして2社に勤務、主に事務職に従事」とまとめて記載してもOKです。
例え忘れてしまったとしても、なるべく調べて正しい情報を記載するようにしましょう。
退職後に勤めていた会社名が変更になった場合、「平成○年4月 ○○株式会社(現・株式会社△△)入社」と新しい社名をかっこ書きで書けばOKです。
職歴を省略していい基準は?
たとえ短期間で辞めてしまった会社であっても、それが社員(正社員や派遣社員など)として在籍していたのであれば職歴としてきちんと記載しなければなりません。
短期で退職していると、採用時に不利になりそうで省略しちゃいたいけど…
例え履歴書に記載していなかったとしても、雇用保険の加入履歴などからいずれバレます。
そこから経歴詐称などとトラブルになるのは避けたいですよね。
面接時に短期離職についてきかれた際に、マイナスな印象を前向きな理由でカバーできれば問題ありません。
パートやアルバイトの職歴は省略しても大丈夫です。
ただし空白期間ができてしまうので、パートやアルバイトでも書いておいた方が無難ですよ。
職歴には雇用形態も書くの?
例えば派遣社員など、雇用形態が正社員とは異なる場合はかっこ書きで(派遣社員)(契約社員)と書くようにしましょう。
令和○年4月 ○○株式会社 入社(派遣社員)
令和△年3月 契約期間満了により退職
令和○年4月 ○○株式会社に派遣社員として入社(平成△年3月 一身上の都合により退職)
上記どちらの書き方でも大丈夫です。
職歴に嘘を書いたらバレる?
パートやアルバイトの前職調査をするかといえば、しないことの方が多いのでバレないと言いたいところですが…。
例えばあまりにスキルや知識が不足しているといった「思っていたのと違う」ということがあれば、前職調査をされる可能性はあります。
その際に職歴に虚偽があったとバレれば、パートやアルバイトなど雇用形態に関わらず、即時解雇になっても不思議ではありません。
またパートやアルバイトであっても、条件を満たせば雇用保険加入や厚生年金加入の手続きが必要になるので、その手続きの過程で嘘がバレるということもありえます。
なのでパートやバイトだからいいやと、軽い気持ちで嘘を書くのはやめましょうね。
やっぱり嘘、ダメ、絶対!
職務経歴書の書き方
履歴書や職務経歴書に決められた書式はありません。
職務経歴書に書くべき項目をなるべく簡潔にまとめればOKです。
- 職務要約
- 職務経歴
- スキル、資格
- 自己PR
それぞれの項目について説明していきますね。
職務要約に書くこと
これまでの経歴のおおまかな流れを、行にして3、4行程度、文字数100~200字を目安にまとめます。
応募企業にとってアピールすべきポイントや共通点を、強調して書けると良いですね。
職務経歴に書くこと
職務経歴の書き方には実は3通りあります。
編年体系式と呼ばれるいわゆる時系列で書いていく方法と、逆に直近の職歴を一番上に書いてアピールする逆編年体系式と呼ばれる方法、業務内容によってまとめていくキャリア形式とがありますが、いずれか書きやすいものを選んで書けば良いですよ。
同じ業務を複数の会社で従事してきた経歴があればキャリア形式が向いているし、直近の職歴が応募企業と同じであれば逆編年体形式でしっかりアピールした方が良さそうね。
スキル、資格に書くこと
応募するパートで活かせる資格があれば、積極的に書いていきましょう。
もし何の資格がなかったとしても、例えば「コミュニケーション能力が高く、業務を円滑に遂行することができる」とか、「マルチタスク能力に優れており、複数の業務を同時に遂行することができる」など、自分の強みをアピールできますよ。
現在勉強中の資格があれば、「簿記2級の資格取得のため勉強中」と書いてもOKです。
自分にどんな能力があって企業に貢献できるのかを、採用担当者に伝えることが大切です。
自己PRに書くこと
自己PRには、応募企業が求める人物像に自分がいかにマッチしているかをアピールしましょう。
求人の要件にマッチした知識や実績があることを、300~400文字にまとめて書きます。
自己PR欄って履歴書にもあるけど、職務経歴書の自己PR欄には何を書いたらいいの?
実は、履歴書と職務経歴書の自己PRには、まったく同じものを書いてもいいんです。
むしろ異なる内容を書いてしまうと、どちらが本当のことかわからなくなってしまいます。
強いて違いを言うなら、履歴書の自己PRは要点をまとめ、職務経歴書の自己PRは具体例やエピソードを加えたものになります。
自己PRというと、「明るい」「優しい」といった自分の性格を書いてしまいそうになりますが、これはNG!
また応募する企業が求める人物像が「接客業に向いている」のか「営業に向いている」のかによっても、アピールすべきポイントは異なるので、企業ごとに自己PR文は変えていきましょう。
そもそもパートの面接で職務経歴書はいるの?
応募時や面接時に提出が求められていなければ、職務経歴書を書く必要はありません。
必要かどうかは応募企業によるので、求人要項などで職務経歴書が必要かどうか確認しましょう。
ただし先に書いた通り、履歴書で「詳しくは職務経歴書に」といった一文を添えた場合は必要になります。
パートの場合はなるべく履歴書1枚に、必要なことを収めるのがおすすめです!
–新しいパートや仕事がなかなか決まらない人へ–
- パートの面接を受けても、なかなか採用してもらえない。
- 自分で探していても、条件があうパートが見つからない。
そんな人におすすめなのが、求人アプリ!
登録しておけば希望の条件に合った仕事が通知されるものもあるので、探す手間が省けますよ。
おすすめの求人アプリをご紹介しますね。
仕事が決まれば1万円もらえるマッハバイト
高時給のパートが多く、しかもサクッと手軽に応募できるのが人気のマッハバイト。
なんと嬉しいことに、採用されるだけで最大1万円のマッハボーナスがもれなくもらえちゃうんです。
仕事を辞めてお財布が寂しいって時に、助かりますよね!
1つアプリに登録しておくなら、マッハバイトが1番おすすめです。
とりあえず1日などの単発で働けるシェアフル
次の仕事が決まるまでの間、単発で働きたいな…って思う人も多いはず。
日給をもらって手軽に働けるのって、家計にも嬉しいですよね。
そんな人におすすめなのが、こちらのシェアフル。
たった1日や空いた時間だけ働けるので、主婦にも人気のサービスです。
働ける日や場所を登録しておけば自動でお仕事を紹介してくれるので、気に入った仕事に申し込めば後は当日現地へ行くだけ。
データ入力などの事務作業から工場での軽作業、また在宅でできるアンケートなどの仕事もあるので、おこづかい稼ぎにもピッタリです!
次は正社員になりたいなら転職ナビ
次はパートじゃなくて正社員で働きたい、そう思うなら転職ナビに登録しておくのがおすすめ。
希望の条件を登録しておけば、毎日希望に合ったお仕事の通知が届きますよ。
企業からの直接スカウトがあったり、質問に答えるだけで自己PRや職務経歴書などの面倒な書類を作成してくれたりと、サポート体制が万全。
久々に社員の転職活動をするのは不安…という人でも、安心して探せるアプリです。
本気で仕事を探すならアルバイトEX
もし本気で早く次のパートを探したいという人は、『アルバイトEX』で探すと早く見つかりますよ。
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全部で17もの求人検索サイトの情報から探せますよ!
かなり細かい条件や職種から検索できるので、あなたにピッタリな仕事が見つかるはず。
なかなか条件が合うパートが見つからないという人は、1度アルバイトEXで探してみてくださいね。
パートの履歴書には職歴をきちんと書いてしっかりPRしよう!
パートの履歴書に職歴が書ききれない場合でも、上手に省略したり、職務経歴書を書くなど工夫して、正しい情報をきちんと書くことが大切です。
「昔のことで忘れちゃった~」と職歴を適当にしてしまうと、後で経歴詐称と言われかねません。
悪質とみなされた場合は即時解雇もありえますよ!
転職回数が多かったり、パートやアルバイトしか経歴がないような場合であっても、応募企業の求める人物像に自分がマッチしていることをアピールすることができれば、さほど気にする必要はありません。
採用側は履歴書で、あなたがその会社で長く働いてもらえる人材となるかをチェックしています。
職歴は丁寧にきちんと書いて、採用を勝ち取りましょう!
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