仕事で心が折れた時は、会社を休むべきです。
なぜなら心が折れた状態を放っておくと、最悪うつ病になってしまうから。
体からの危険信号を見逃さないようにしましょう
このページでは、仕事で心が折れた時会社を休むべき理由と、体からの危険信号を紹介します。
また働き続けると危険な職場や、限界が来た時の対処法をまとめるので参考にしてください。
「メンタルが弱った時の対処法が知りたい」という方のお役に立てれば嬉しいです。
仕事で心が折れた時会社を休むべき理由
仕事で心が折れた時は、心身共に自分を労わることが大切です。
仕事を休んで気持ちをリセットしましょう。
ここからは、心が折れた時仕事を休むべき理由を紹介しますね。
気持ちをリセットする時間が必要だから
心が折れるとは『一貫して持ち続けた意志が崩れる、やる気が失われる』こと。
「頑張ろう」と思えない状態なので、一度会社を休んで心をリセットした方が良いですよ。
無理して出勤しても気持ちがついていかず、空回りする可能性が高いです。
仕事を休んだら、以下の事を考えてみましょう。
- 心が折れた原因は何か
- 自分はどう行動すべきだったのか
- これからどうするべきか
冷静に振り返ることで反省点や改善策が分かり、頭の中が整理されるはずです。
新たなスタートをきるためにも、仕事を休んで気持ちをリセットしてくださいね。
ストレスを発散させるべきだから
仕事で心が折れると、同時に強いストレスを感じているはずです。
そんなストレスを放っておいたまま、仕事を続けても体を壊してしまうだけ。
仕事を休んでストレスを発散させましょう。
おすすめのストレス発散方法
- 運動する
- 甘いもの・自分の好きなものを食べる
- 友達とおしゃべりする
- 旅行に行く
ウォーキングやジョギングなど一定リズムを刻む運動をすると、セロトニンが分泌されるのでおすすめです。
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれていて、ストレスと闘ってくれる救世主なんですよ。
甘いものを食べても分泌されます。
また友達と愚痴を言ったり、笑っておしゃべりするとストレス発散になります。
心が折れてしまった時は、自分に合った方法でストレス発散をしてくださいね。
仕事で心が折れた…こんな職場は要注意
仕事で心が折れてしまうのは、職場の環境が悪いからかもしれません。
ここでは「やる気がなくなってしまう」危険な職場の特徴を紹介します。
パワハラ・いじめのある会社
パワハラ・いじめのある会社は、自己肯定感が低くなってしまう危険な職場です。
- 頑張っても評価されず、怒鳴られる
- 仕事を押し付けられる
- 仕事を貰えない
- 無視される
毎日怒鳴られたり、無視されると心が折れるのも当然ですよね。
パワハラやいじめの怖い所は「自分が悪い」と、自己否定してしまったり「これが普通だ」と錯覚してしまうこと。
長くいればいるほど洗脳されてしまうので、早めに職場を変えましょう。
また自分がパワハラやいじめの対象ではなくても、ピリピリした雰囲気や怒号が飛び交う環境で本来の力は発揮できません。
問題がある職場からは、早めに退職してくださいね。
人間関係に問題のある会社
人間関係に問題がある会社も、ストレスを抱え込みやすいです。
例えば、
- 上司が職場を把握できていない
- お局が牛耳っている
- 自分勝手な同僚や先輩がいる
- グループや派閥がある
悪口を言う人や自分勝手な人がいても、上司がしっかりと目を光らせていれば問題は起きません。
けれど名ばかりの上司だと、職場の状況を把握できていないので、トラブルメーカーが野放しになってしまうんですよね。
結果的に真面目な人や、優しい人だけが損します…
こういう会社は上司や会社の体制が変わらない限り同じなので、早めに逃げた方が身のためですよ。
労働環境が劣悪な会社
労働環境が劣悪な環境も、ストレスが溜まるので要注意です。
例えば、
- サービス残業が多い会社
- 人手不足で休めない会社
- 社員同士で協力する雰囲気がない会社
- 社員の愚痴や悪口が多い会社
上記のような会社で働いていても、不満ややストレスが溜まるばかりですよね。
一人一人の負担が大きいので誰かを助けようとも思わない…最悪な環境です。
会社も人手不足を知りながら改善していない状態なので、いつか体制が変わるかも…と思わない方が良いかも。
人が辞めるたびに辞めにくくなるので、早めに違う会社に転職した方が良いですよ。
頑張っても評価されない会社
どんなに頑張っても評価されない環境だと、心も折れてしまいます。
仕事だからやって当たり前なのかもしれませんが、頑張りに対して反応がないとやる気も薄れてしまいますよね。
何もしてない人と同じ評価をされるのも悲しい…
上司や会社の熱量と自分の熱量が合っていないと評価はしてもらえないし、自分の力も発揮することができません。
もっと自分の力を存分に発揮して、それを正しく評価してくれる会社に転職した方が良いですよ。
仕事で心が折れた…注意したい体の危険信号
真面目な人は仕事で心が折れても、気にせずいつも通りやり過ごしがちです。
けれどもしかしたら体から、SOSのサインが出ているかもしれませんよ。
ここからは、放っておくと危険な体調不良を紹介します。
全部がどうでもよくなる
心が折れると「一貫して持ち続けた意志が崩れた状態」なので、やる気がなくなります。
ゴールを失ってしまい、全部がどうでもよくなってしまうんですよね。
もし以下のような症状が出ていたら、要注意ですよ。
- 何もやる気が起きない
- 身だしなみがどうでもよくなる
- 感情がなくなる
一時だけならまだしも、長期間上記のような症状が続いていると「うつ病」の可能性が高いです。
「最近泣いたり笑ったりしてないな…」という人は、すぐにでも対処してください。
仕事を休んでも改善しない場合は、退職するべきですよ。
涙が止まらない
涙が止まらないのは、ストレスが限界まで溜まっている証拠です。
「辛い時に泣いたらスッキリした」という経験がある人も多いと思いますが、涙にはストレス成分を低下させる効果があるんですよ。
つまり「涙が止まらない」のは、体が無意識にストレスをデトックスをしようとしているから。
自分で思っているよりも、精神的ストレスを抱えているのかもしれません。
症状が長引く時は退職も考えてくださいね。
涙か止まらない理由と、仕事を休む時の欠勤理由を詳しく紹介した記事もあります。
こちらも参考にしてください。
涙が止まらない時は仕事を休むべき!その理由と症状が改善しない時の対処法
眠れなくなる
仕事で心が折れたり強いストレスを感じると、眠れなくなる人も多いです。
例えば、
- 疲れているのに眠れない
- 途中で目が覚めて、二度寝できない
- 朝早く目が覚めてしまう
- 眠りが浅く寝た気がしない
- 決まった時間に起きられない
などストレスで自律神経が乱れると、質のよい睡眠がとれなくなるんです。
睡眠不足が続くと体調不良を引き起こすし、仕事のパフォーマンスも低下してしまいます。
「寝たいのに眠れない」「寝ても疲れが取れない」という人は、しっかり睡眠をとる日を作りましょう。
お風呂に使ったり、軽い運動をすると安眠効果がありますよ。
不眠症になりやすい人の特徴や、眠れない時の対処法を詳しく説明した記事もあります。
こちらも読んでくださいね。
明日仕事だと思うと眠れない時の対処法!ストレスを感じた時に出る症状も紹介
食欲がなくなる
ストレスが限界まで来ると「食欲」がなくなってしまう人もいます。
というのもストレスが溜まると、食欲をコントロールする【摂食中枢】が鈍くなるから。
- 今まで美味しいと感じていたご飯が美味しくない
- すぐにお腹がいっぱいになる
- 食後に気持ち悪くなる
上記の症状がある人や、食に興味がなくなってしまった人は要注意ですよ。
ご飯は健康と直結しているし、放っておくと栄養状態が悪くなるため、早めの改善が必要です。
まずはしっかり寝て、生活習慣を整えましょう。
物忘れやぼーっとする時間が増える
精神的に疲れてストレスが溜まると、物忘れやぼーっとする時間が増えます。
ストレスで脳が疲れるとオーバーヒートして、物事の処理速度が落ちてしまうんですよね。
- 忘れ物が増えた
- 会議や約束の時間を忘れてしまう
- 提出期限を忘れてしまう
- 注意されたことを忘れる
働いていて、上記のようなことが増えた人は要注意。
物忘れが増えると、職場での信用もなくなってしまいます。
脳疲労が続くと、自律神経が乱れて体調不良も出てきますよ。
まずは脳を休ませて、オーバーヒートした状態を落ち着かせましょう。
脳疲労を改善する方法
- 運動をする
- デジタルデトックスする
- 質の良い睡眠をとる
適度な運動は自律神経を整えてくれ、血流もよくなるためおすすめです。
また情報を取り入れすぎると脳が疲れてしまうため、スマホやパソコンを見る時間を減らしましょう。
物忘れが増えてきたな…と思ったら脳を休ませてくださいね。
仕事で心が折れた時の対処法
仕事で心が折れた時は、頭の中を整理することが大切です。
新たな気持ちでリスタートするためにも、対処法を知っておきましょう。
今の会社を選んだ理由を考えてみる
仕事で心が折れると「何で働いているんだろう」「もう辞めようかな」と考える人もいるはず。
体調不良が出ているなら退職も必要ですが、勢いで辞めると後悔するかもしれません。
まずは、今の会社を選んだ理由を思い出してください。
- 憧れの仕事ができるから
- 労働条件が良かったから
- 給与が高いから
- 資格を活かせるから
入社当初の思いや目標を再確認することにより、新たな気持ちで仕事に取り組めるのではないでしょうか。
「その会社でないとできないこと」「やり残したこと」があるなら、踏ん張ってみてもいいと思いますよ。
「働き続けてもストレスが溜まるだけ」と思うなら、退職も選択肢の一つです。
働き続けるにしろ辞めるにしろ、まずは頭の中を整理することが大切ですね。
信頼できる人に相談する
職場の先輩や、友人に相談するのもおすすめです。
- なぜ心が折れてしまったのか
- どうするべきだったのか
- これからどうするべきか
など、第3者の意見を聞くことで新たな発見もあるかもしれません。
一人で考えるとどうしても考えが偏りがちですが、他人の意見を聞くと公平に物事を判断することができます。
また言葉にすることで自分の気持ちが明確化し、気持ちが楽になるはずですよ。
答えがでない時は、周りの人も頼ってみてくださいね。
休職制度を利用する
心が折れて回復に時間がかかるという人は、一旦仕事から離れてみてはいかがでしょうか。
休職制度は、雇用関係を維持させた上で業務遂行の義務を免除できる制度のこと。
会社を退職するわけではないので、休んだ後に復帰できるメリットがあります。
転職活動なしで、すぐ働き始められるのが良い所です。
ただし「休職制度」は法律で定められていないため、制度自体がない企業も多いです。
休める期間も3か月~3年と会社によって違うので、まずは休職制度があるか確認してくださいね。
給付金を申請して退職する
休職制度には「長期期間休める」「同じ職場に戻れる」というメリットがありますが、デメリットがあるのも事実です。
- 休んでいる間の給与は出ない
- 復帰しづらい
- 職場にストレス原因がある場合解決しない
特に、休んでいる間給与が出ないのは『生活に関わる重大な問題』ですよね。
お金を貰いながら休めたら一番いいんだけど…。
「お金が不安で休職制度が利用できない」「退職するのも不安」という人は『給付金制度』を利用してください。
あまり知られていないのですが「傷病手当」を申請すれば、退職後最長18ケ月間お金を貰いながら休養することができます。
傷病手当といえば「けがや病気で働けない人が申請する」給付金ですが、メンタルの不調でも適応されるんですよ。
例えば、
- 会社に行きたくない
- 疲れが取れない
- 朝起きられない
など、精神的なストレスから来る体調不良でも申請可能なんです。
申請が通れば仕事を辞めた後も最長一年半、前職の給与の6割を受け取れるので、貰わないと絶対損ですよ。
人によって違いますが、前職で30万貰っていた人は合計350万円程貰えます。
傷病手当を貰い終わったら、続けて失業保険の申請もできるので、2つを合わせると最長28カ月間給付金を貰えますよ。
「心が折れたので退職したい」「しばらく休みたい」という人は、傷病手当の申請を検討してください。
ただし傷病手当の申請は退職前しかできないので、必ず仕事を辞める前に手続きしてくださいね。
傷病手当の申請手順や対象条件など詳しい情報は、別の記事にまとめています。
退職予定者必見!国の制度で最大28か月手当てが受けられる方法
仕事で心が折れた時は会社を休んだり退職して自分を守ろう
仕事で心が折れた時は、無理せず会社を休むことが大切です。
誰かに相談したり頭の中を整理して、ストレスを貯めないようにしてくださいね。
もし体調不良が続くのであれば、退職も考えましょう。
無理すると最悪うつ病になってしまいます…。
給付金を利用すれば長期間休養できるので、気になる人は申請方法や対象条件を確認してくださいね。
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