パートを辞めたいけど辞められない!
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
『家計が心配で辞めれない』『人が足りてないから言い出せない』『引き留められるのが怖くて言い出せない』など、それぞれの事情もありますよね。
けれど辞めたいという気持ちが強いのなら、自分のためにも勇気を出して先に進むことをおすすめしますよ。
辞めたい気持ちを抱えたまま働くのは精神的にも良くないですよね。
今回はパートを辞めれない原因別の考え方と、具体的にやるべき事を紹介をしています。
また最後には、会社が納得してくれる退職理由も書いていますよ。
パートを辞められないから困っている…という人は参考にしてくださいね。
パートを辞められない原因と考え方
パートを辞められないというのには、色々な原因がありますよね。
考え方によっては解決できる問題かもしれません。
今回は「家計が心配」「引き留められる」「人が足りていない」の、3つの辞められない原因と考え方についてまとめていきます。
自分に当てはまるという人は、参考にしてくださいね。
家計が心配で辞められない
家計が心配で辞めれない、という人も多いのではないでしょうか。
お金を稼ぐために始めたパートですから、辞めたら心配が残るのは当然のことですよね。
けれど家計が心配でもストレスが体に影響していたり、パワハラやセクハラを受けているのなら自分を優先すべきだと思いますよ。
ストレスで体を壊しては元も子もありません。
健康でなければ働き続けることはできませんし、体を壊したら病院代や薬代がかかってしまいますよね。
なのでお金は大切ですが、健康をまず1番に考えるべきかなと思います。
家計が心配でも『生活費の見直し』や『節約』『在宅ワーク』など工夫することでカバーすることは可能ですし、在職中に転職活動をしても大丈夫。
自分に合った方法で、何か収益をカバーできないか考えてみてくださいね。
お金がない時にパートを辞めるか続けるかの判断基準や、解決法を詳しくまとめた記事もあります。
合わせて参考にしてくださいね。
パートを辞めたいけどお金がない!後悔しない選択や解決方法は?
引き留められそうで辞められない
「引き留められるのが怖くてなかなか辞めれない…」という人も、多いかもしれません。
自分しかやれない仕事を任されていたり、人手が足りていない職場だと気を遣いますよね。
きっと引き留められるだろうな…と思うと、なかなか言い出せないのも分かります。
けれど引き留められるかもしれない…というのは憶測であって、もしかしたらあっさり認められるかもしれませんよ。
まだ言っていない段階で悩んでいるのなら、まず行動することをおすすめします。
まずは言ってみて、それから悩んでも良いかもしれませんね。
また引き留められるというのはあなたの能力が認められている反面、会社の怠慢が理由の場合もあります。
- 募集をかけているけど人が面接に来ない
- 面接に来てもなかなか決まらない
- 新しい人に教育する時間がない
- 教育する人がいない
これらはすべて会社が改善すべきことなんです。
けれど改善するのが大変なので、今いるパートでなんとかしようとする会社の甘えなんですよね。
引継ぎをしっかりするなどある程度責任は必要ですが、次の人が来るまで待つ必要もないし過剰な責任を背負い込む必要はありませんよ。
仲間の引き留めを振り払うのは心が痛みますが、その人達のために働いているのかと言えばそれは違いますよね。
自分がなんのために働いているのか考えて、答えを出してくださいね。
出会いがあれば、別れもあります。勇気をもって行動しましょう。
人が足りていないから辞められない
常に人が足りていない職場も、『なかなか辞めれない』『辞めると言い出せない』ということが起きがちです。
自分が辞めたら現場が回らなくて迷惑になるとか、他の人も辞めずにいるのに自分だけ辞めるわけにはいかない…など色々な事情があって悩んでしまいます。
けれど実際はパートが1人いなくなったところで会社はつぶれませんし、仕事量が増えてパート仲間に文句を言われるのも最初だけです。
そして他の人がどう思っているかは自分にはわからないし、残るかどうか決めるのは自分なんですよね。
そこで働き続けるかどうか、決めるのは個人の自由です!
そして人が足りていないのは会社が考えるべき問題で、それをパートが気にして辞められないのはおかしいです。
人が少ないのは社内の雰囲気や待遇が悪いからで、それを改善したら人が足りない状況も解消できるはず。
そんなこともせずに、今いる人だけでやりくりしようとする会社に気を遣う必要はないのかもしれませんよ。
人が足りていないパート先で辞めると言い出せない時の考え方や、引き留められた時の対処法を詳しく書いた記事はこちらです。
合わせて読んで下さいね。
パートを辞めたいけど人手不足!人がいないから言い出せない時の解決方法
パートを辞められない時にすること
辞められないパートを辞めるコツは準備をしっかりすることと、1人で抱え込まず人に相談することです。
パートは本来、自分の意志で辞めないことはあっても辞めれないものではないはず。
すんなり辞めれないのは、会社に問題がある場合が多いですよ。
ここからは、辞めれないパートを辞めたい時にすることを紹介しますね。
自分の契約を知っておく
まずは自分の契約を知っておくことが大切です。
パートの契約も契約期間の有無があるってご存じですか?
基本的に契約期間がある契約の場合、契約期間中に辞めることはできません。
例えば3ヵ月更新で6月末までの契約をしているなら、それまで辞めることはできません。
けれど契約期間がない契約の場合は、2週間前に言えば退職できると法律で決まっているんです。
なので自分が契約期間のある契約なのかどうか、把握して辞める時期を考えましょう。
また会社によって『退職日の何日前に辞めると伝えること』など決まっている場合があります。
例えば『退職の1か月前には伝えること』などですね。
その場合は規則に従った方が円満に退職することができますし、従わない場合は『そんな急に言われても困るよ』と話を聞いてもらえない場合があります。
自分がいつ辞められるかを知っておけば、引き留められた時も言い返すことができるし安心ですよ。
雇用契約書や会社にある就業規則の内容をチェックしておきましょう。
もし契約期間がある有期契約の場合でも、やむを得ない理由での退職は会社の同意があれば認められます。
なんとなく辞めたい場合などは無理ですが、家族の都合や体調不良等が理由であれば、契約期間中でも退職は可能と法律でも認められていますよ。
パートはいつまでに退職を伝えるのがベストなのか、また有期契約の場合や無期契約の場合などの対応法を法律を交えて詳しく書いた記事もあります。
こちらも合わせて読んで下さいね。
パートを辞めると言うタイミングは退職の何日前?法律だと2週間前って本当?
切り出すタイミングを考える
自分の契約が分かったら、次は切り出すタイミングを考えましょう。
退職を切り出すベストなタイミングは、仕事が落ち着いている時です。
バタバタしている繁忙期やお店が忙しい時間は避けましょう。
また突然上司に切り出すより、先にアポを取って時間をもらえないか聞いておくと良いかもしれません。
タイミングを間違えると上司がしっかり話を聞いてくれなかったり、後回しにされて話が進まない可能性があります。
せっかく勇気を出して話したのに、話か進まないとストレスが溜まってしまいますよね。
スムーズに話を進めるためにも、ベストなタイミングで退職を切り出しましょう。
パートの上司に退職を伝える時の切り出し方や、ベストなタイミングを書いた記事はこちらです。
パートを辞める時の切り出し方は?上手な言い方や伝えるタイミングも!
また、通常はパートの退職を切り出す時には『退職願』や『退職届』は必要ありません。
まずは口頭で伝えて、必要と言われたら用意しましょう。
退職願と退職届の違いや書き方、注意点など説明した記事もあるので合わせて読んでくださいね。
パートを辞めるなら退職届や退職願は必要?いらない?どっちを書けばいい?
強い意志を示す
辞められないパートを辞める時は、強い意志も必要ですよ。
「退職しようと考えているんですが…」「退職させてもらえますか?」など、あいまいな言い方は相手に『引き留めたら残ってくれるかも』と思わせます。
相談ではなく意思を伝えましょうね。
「〇日で辞めさせていただきたいです」と、はっきりと意思表示しましょう。
自分の契約はいつ辞められるのか確認して、余裕を持った退職日を自分で決めて伝えてくださいね。
ただはっきりと意思表示するだけだと、冷たい印象になりがちなので注意が必要です。
辞めたいという意思も伝えつつ、今までお世話になった感謝の気持ちも伝えましょう。
第三者に相談する
パートを辞められない時は、1人で抱え込まずに相談することも大切ですよ。
例えば辞めるといったのに、上司が聞き入れてくれない時。
1人で悩んでいるだけでは話は進みませんが、誰かに相談することで解決する可能性もありますよね。
誰に相談すれば良いのかな?
よく聞くのが労働基準監督書ですが、いきなり社外に話を持っていくと大事(おおごと)にもなりかねません。
話を聞いてくれなかったからと言って「労基に相談しました」と言えば、会社側もいい気はしないですよね。
なのでまずは、社内で相談できる人や窓口を見つけて下さいね。
もし上司が退職の話を聞いてくれないのなら、その上司の上の立場の人に相談しましょう。
それでもだめなら総務や人事など社内の部署へ。
そして社内の相談で解決しない時に、社外の労基や弁護士事務所など段階を踏んでいくのがおすすめですよ。
もしかしたら上司のそのまた上司の段階で、あっさり解決することもあるかもしれません。
直属の上司が話を聞いてくれなくてもあきらめないでくださいね。
パートを辞めさせてもらえない時相談できるのはどこか?詳しく書いた記事もあります。
こちらも読んでください。
パートを辞めさせてくれない時の相談窓口は労基だけ?法律的に辞められる方法は?
ばっくれはあり?
もしかしたらパートを辞めれないからと言って、無断欠勤してそのままばっくれすることを考えている人もいるかもしれませんね。
けれどばっくれは、社会人としてNGですよ。
色々な人に迷惑がかかる可能性があります。
ほとんどないこととは言え、ばっくれは損害賠償の対象になることもあります。
また、心配したパート先が実家や旦那さんに電話をかける可能性も。
パート先から何度も電話がかかってきたら、気が気でありませんよね。
そして『急に辞めても会社が次の人を探すしいいよね』と思う人もいるかもしれませんが、それも違います。
バックレだと辞めたいという意思表示が伝わらないので、会社側も辞めたかどうかわからず困ってしまいます。
しっかりと退職しますと言って辞めないと、会社も辞めたいのか休んでいるのか判断ができません。
なのですぐに募集がかけられず、しばらくの間少ない人数で現場を回すことになります。
またばっくれすると次に転職する時に必要な書類や、残りのお給料などももらえない可能性もあるので要注意ですよ。
自分のためにも会社の為にも、ばっくれだけはやめておきましょう!
パートをばっくれると損害賠償を請求されるのか、実際にあった例も紹介している記事はこちらです。
合わせて読んで下さいね。
パートを突然辞めると損害賠償を請求される?無断欠勤やばっくれたまま退職する時は?
退職代行も1つの手
もしどうしても『上司に言い出せない…』というのであれば、退職代行を使うのも1つ手段です。
実は私は、スーパーのパートを退職代行を使って退職しています。
退職代行は自分の代わりに退職の意向を伝えてくれて、退職後必要な手続きや書類などについてもすべて伝えてくれます。
要は、自分は一切会社と話すことなく退職の手続きがきちんとできるということ。
借りていた制服は郵送すればOKなので、退職代行にお願いしたらそれ以降電話で話すことも職場に行く必要もありません。
退職を伝えてから気まずいかも…という心配も一切ないし、自分は何もしないから本当に楽。
悩んでいた時間はなんだったの?というくらいあっさり辞めれましたよ。
また自分からではないものの退職の意志は伝えているので、会社もすぐ募集をかけられますよね。
そういった面でも、ばっくれられるより断然迷惑はかかりません。
もちろんお金はかかるので気軽に利用はできませんが、辞めたいのに辞められずにストレスを抱えてどうしようもないなら、第三者の手を借りるのも一つの手だと思います。
最終手段として退職代行も使えるということを覚えておいてくださいね。
実際に私が退職代行を使った体験談を記事にしています。
実際のやり取りなど、かなり詳しく書いているので参考にしてくださいね。
チェック!
- 本当にパートでも退職代行を使っていいの?
- 何か気をつけることは?
- 選び方は?
そんな疑問にこちらでお答えしています。
合わせて参考にしてみてくださいね。
パートでも退職代行で辞めれる?メリットデメリットとおすすめの選び方
辞められないパート先を納得させる退職理由
辞められないパート先を辞めよう!と決心した時、次に悩むのが退職理由ですよね。
退職理由によって引き留められるかどうかも決まってくるため、慎重に伝えたいところです。
引き留められず、突っ込まれない退職理由を選びたい!
ここからは、会社が納得しやすく引き留められない退職理由を紹介しますね。
やむを得ない理由
まず会社を納得させたい時、選びたいのは『やむを得ない理由』です。
人間関係・仕事内容・勤務形態などは改善できる問題なので、引き留められる可能性大です。
辞める決意が固いなら、やむを得ない理由を言いましょう。
やむを得ない理由というのは以下です。
- 病気やケガなど体調不良
- 家族の介護や引っ越しなど家庭の事情
言いやすいのは、自分の病気やケガなどの体調不良ですね。
引っ越しや介護など家庭の事情もプライベートな理由なので、詳しく突っ込まれなくて言いやすい退職理由ですよ。
それぞれを詳しく説明していきますね。
体調不良
自分の体調不良はやむを得ない理由です。
会社も体調が悪い人を働かせ続けることはできないため、引き留められることもありません。
例えば、
- 立ち仕事で腰痛が悪化して通院しなければならない
- 持病が悪化したので静養したい
- 頭痛やめまいがひどく働くのが困難
など体調不良が原因で、今まで通り仕事をこなすことが難しいと伝えましょう。
会社も前のように働けない人を雇い続けようとは思わないし、納得せざるを得ませんよね。
それでも引き留められるなら『働きながら病気を完治はできない』『このままでは一緒に働くみんなに迷惑をかけてしまうから辞めたい』と話せばわかってくれるはずですよ。
体調不良で辞めたい時に退職届は必要?郵送で送るのはアリ?など、詳しくまとめた記事はこちらです。
合わせて読んでくださいね。
【パートの退職届】体調不良で辞めたい時は必要?郵送はアリ?書き方も紹介
家庭の事情
家庭の事情も体調不良と同じく、会社が納得せざるを得ない退職理由ですよ。
例えば、
- 親の介護や送り迎えが必要になった
- 育児が大変でパートと両立が難しい
- 夫の転勤で引っ越しすることになった
- 家業を継ぐことになった
など、こちらも仕事と両立することが難しいと伝えましょう。
家族や子供についてはプライベートなことなので、会社も突っ込みづらく納得せざるを得ない理由です。
けれど、家庭の事情を退職理由にする場合は注意も必要ですよ。
嘘をつく場合は特に気をつけましょう!
あまりに事実とかけ離れた理由は嘘だとバレる可能性もあるし、普段から家族や子供の話をしている場合パート仲間から疑われることもありえます。
パート仲間に話していることととつじつまが合っているか、近所でばったり会うような人が職場にいないか確認の上、理由を考えてくださいね。
パートを辞められない時は誰かの手を借りるのもあり
人が足りていなかったり家計の問題など、色々な事情でパートを辞められないと毎日が辛いですよね。
辞めたい気持ちを抱えたまま働くと、ストレスが溜まってよくありません。
辞めれないパートを辞めるにはしっかり準備すること、そして誰かに相談することも大切ですよ。
まずは社内で相談して、それでもだめなら社外に助けを求めましょう。
退職理由はやむを得ないものがベストです。
最終手段として退職代行という手もあるので、体を壊す前に行動に移してくださいね。
パートを辞めれない…と、悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
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